その一打、本当に狙う必要ありますか?
「そこ狙えるよ!」
同伴者の一言に背中を押されて、結果はOB…
アマチュアゴルファーのラウンドで大きくスコアを崩してしまう原因の一つが”判断ミス”ではないでしょうか?
技術面よりも”この場面で狙うか?狙わないのか?”ここがスコアの分かれ目になることが多々あります。
スコアが安定する人は「狙わない判断」がうまい

80台で安定して回るアマチュアゴルファーの共通点
- すべてのショットでベストショットを打とうとしていない
- ピンではなくミスしてもOKというエリアを見つける
- ミスした際にパーではなくボギー狙いOKという判断ができる
こんな”狙わない勇気”を持っているという事が言えます。
狙ってはいけない代表的な5つの場面
①ピン奥がすぐOB・池のセカンドショット
距離が合わなければ即トラブルになってしまいますので、しっかりとピンの奥に行かないクラブを選択してショットをします。
毎回ナイスショットが出るとは限りませんので、打つ前の準備が大切です。
②つま先下・つま先上・左足下がりからのピン狙い
ライが悪い場面でピンを狙いに行くと思わぬミスが出てしまいます。また、曲がり幅も読みづらい場面なので、しっかりと手前でもOKという気持ちを持ってショットをするようにします。
③170y以上残ったミドル・ロングの2打目
アマチュアゴルファーにとって170ヤード以上という距離は、結構悩ましい距離ではないでしょうか?必ず刻むという距離ではないですが、しっかりと当たれば乗りますが、大きなミスも多い距離。こういう時は、グリーン周りのペナルティの状況などをしっかりと見て、ミスショットが出ても大きなトラブルにならないと判断した場合は、狙うのも良いですが、そうでない場合は刻みも選択の一つになるのではないでしょうか。
④バンカー越え・池越えのアプローチ
寄せワンが欲しい場面ではありますが、ここはボギーでも良いという風にしっかりと頭を切り替えてアプローチをしていきます。そうすることによってパターが入ればパー、入らなくてもボギーで上がれるという精神的に楽な状態を作ることができます。
⑤スコアが良い時(調子が良い時ほど危険)
スコアが良い時は、ちょっと危険な場面でも狙っていってしまうという事があります。攻めるのが悪い事ではないのですが、状況判断が甘くなる傾向があるので要注意です。
我々の仲間の中では、「おはようバーディーくそバーディー」という言葉があるくらいです…
逆に「狙っていい」場面とは?
それでは、狙っても良い場面は、どんな場面になるでしょうか?
- ミスしても大怪我にならない
- 自分が自信を持って打てる得意クラブや得意距離
- グリーンが広くて外してもアプローチがしやすい
等々、自分がミスをした場合でもリカバリーがしやすい場合は、狙っていくことは全然問題ないでしょう。
先日のラウンドでの実体験
先日の南総ヒルズカントリークラブのラウンドのPAR4での事。
ティーショットが引っ掛けてしまい、あわやOBのショットがネットに跳ね返ってきてラフで止まる幸運。セカンドショットは、ピンまで約200ヤードの打ち下ろしで左にはOBゾーンがせり出している場面。
同伴者の狙えるよねという声もあり…通常であればミスをした後なので刻んで3オン狙いをするのですが、ユーティリティを持ってしまい、左に引っ掛けてOBと言う事がありました。
このホールの結果も散々でしたが、その後もこのホールをやや引きずってしまって、ちょっと強引な攻めをしてしまう場面が多くなってしまいました。
このように1ホール1打のショットの判断がその後のラウンドの結果にも大きく繋がってしまうので、要注意です。
まとめ|アマチュアゴルファーにとって「狙わない」は逃げではなく戦略
狙わないというと消極的という風に捉えられがちですが、そうではなく狙わない事でスコアをしっかり優先して判断しているということになります。
80台を狙うには、強引な攻めをしているとどこかで大きな失敗をしてしまい、それが最終的には「このホールの大たたきがなければ80台だったのに」という事に繋がりかねないので、1打1打「ここ本当に狙う必要ある?」と自問自答してショットすることが大切です。
ラウンドが終わってから、よし!今日は良い判断ができてナイスラウンドだったと思えるようなラウンドを増やしていきたいですね。
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