アマチュアゴルファー同士でラウンドを楽しむ際、つい良かれと思って口にしたひと言が、知らず知らずのうちに相手の集中力を奪ったり、気分を損ねてしまうことがあります。特に陥りがちなのが、いわゆる「教え魔」状態です。
ラウンドは練習場ではなく、本番のスコアメイクの場です。良い雰囲気でプレーしながら、それぞれが気持ち良く18ホール回るためにも、注意しておきたいポイントを整理します。
なぜ「教え魔」になってしまうのか
アマチュアゴルファーは、自分が習得したことを共有したくなるものです。仲間のショットを見て、「こうしたら良くなるのに」と思うと、ついアドバイスを口に出してしまいます。
しかし、ラウンド中は以下の要素が絡みます。
- 緊張感
- 自分のルーティン
- ラウンド全体のリズム
- スコアプレッシャー
この環境下で余計な言葉が入ると、スイングの迷いにつながり、本来のパフォーマンスが出せなくなることが少なくありません。
”迷い”この言葉がとても大事なキーワードになるとのぶたは、考えています。
どんな方が「教え魔」になるのかな?

色々な方と話をしていて「教え魔」になる方は、どうしても技術がそれなりにうまくなってきた中級者から上級者に多い気がします。それもある程度スコアが悪い100越えをしてしまう方と一緒に回ってると、教えてあげたいという気持ちが先行してしまい、色々な事を言ってしまうのかもしれません。
また、男性ゴルファーは、女性ゴルファーに対して「教え魔」になる傾向が強いと思います。なんとなく教えたくなる気持ちはわかりますが、意外に女性ゴルファーは教えられると嫌な気持ちをしているかもしれませんよ。
相手に悪気がなくても負担になる言葉の例
以下のような言葉は、意図せず相手のプレーを乱す可能性があります。
| 言葉 | 相手が感じやすいプレッシャー |
|---|---|
| 「頭動いてたよ」 | スイング中に身体を固めてしまう |
| 「もっと右向いた方がいい」 | 自分のアドレスを信じられなくなる |
| 「今のは手で振ってる」 | 何を直せばいいかわからない迷い |
| 「俺はこうやってるよ」 | 比較プレッシャーと混乱 |
こちらは一例ではありますが、言いたい気持ちはわかりますが、少し考えて発言をした方が良いかなという気がします。
「教え魔」にならないための基本的なマナー:聞かれるまでアドバイスは控える

本番のラウンドでは、相手から求められたときのみアドバイスする姿勢が理想です。
優しい配慮は、次のひと言に変えるだけで伝わります。
- 「ナイスショット!」
- 「良いところにありますね」
- 「次は狙っていきましょう」
肯定的な言葉は、プレーのリズムと雰囲気を整えます。
「教え魔」回避!どうしても伝えたいときのマナー
「このままだと危険」
「プレーファストの観点で伝えた方が良い」
といったケースもあります。その際は以下の動作を挟むと、相手に配慮が伝わります。
- 「ひと言いい?」と前置きする
- 伝える内容を一点に絞る
- 否定ではなく観察ベースで話す
例)「今、少し右を向いているように見えたよ」
まとめ:ゴルフは技術だけでなく心配りもスコアのうち
ラウンドは競技であると同時に、同伴者との時間を楽しむ場でもあります。
スコアアップを目指す過程で得た知識や経験も、相手が気持ちよくプレーできる状況でこそ活きます。
「教えるより讃える」
この意識が、より良いゴルフライフへの第一歩です。
▼ 読者への一言
あなたは今日、同伴者のプレーをどんな言葉でサポートしますか?
ラウンド前にほんの少し意識するだけで、同伴者とのゴルフがさらに楽しいものになります。
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