のぶたです。
同じゴルフ場を何度もラウンドしていると、「このホールは苦手」「ここではいつも叩いている」「前回もOBだった」というホールが出てきます。
特に月例競技のように同じコースを何度も回っていると、過去の失敗もしっかり覚えています。
そんなホールのティーイングエリアに立つと、私もつい、「ここはボギーでOK」と考えてしまいます。
大叩きを防ぐという意味では、悪くない考え方だと思います。
ただ最近、ふと引っかかることがありました。
まだティーショットすら打っていないのに、最初からボギーを目標にする必要があるのか。
そもそも、自分が苦手だと思っているホールは、本当にいつも悪いスコアなのか。
気になったので、私が月例競技に参加している勝浦ゴルフ倶楽部の2025年・2026年の実際のデータを見返してみました。
1.自分が苦手だと思っているホールの月例データ
平均スコアだけを並べてみると、たしかに「苦手」と呼びたくなるホールがいくつかあります。
- つつじ3番 Par4:10回、平均6.00(Par比+2.00)
- さつき5番 Par5:10回、平均6.90(Par比+1.90)
- さつき9番 Par5:9回、平均6.56(Par比+1.56)
- さつき7番 Par4:9回、平均5.33(Par比+1.33)
- さくら5番 Par5:13回、平均6.23(Par比+1.23)
数字だけ見れば、どれも自分が「苦手」と言っている理由がわかる結果です。
実際、私自身もこうしたホールに来るたびに身構えていた自覚があります。
2.でも、苦手ホールでもパーやバーディは取れていた
ここで、平均スコアが特に悪かった「さつき5番 Par5」の中身を細かく見てみます。
10回のスコアはこうでした。
5・10・6・6・6・10・4・7・5・10
平均は6.90。数字だけ見れば、間違いなく苦手ホールです。
ただ、内訳を見ると印象が変わります。
バーディが1回(4)、パーが2回(5)あります。
つまり、このホールでいいスコアが出せないわけではありません。バーディまで取っています。
一方で、10が3回。
ここまで見て気づいたのは、「このホールでパーが取れないことが問題なのではなく、大叩きが3回混ざっていることで平均が悪くなっているのではないか」ということでした。
他の苦手ホールを見ても、
- つつじ3番:パー2回
- さつき9番:パー3回
- さつき7番:パー1回
- さくら5番:パー2回
と、どのホールでもパーは取れています。
平均スコアだけを見て「苦手ホール」と考えていましたが、少なくとも「パーが取れないホール」ではなかったようです。
3.「このホールは苦手」と考えること自体が必要なのか
ここまでデータを見て、さらに疑問が出てきました。
「このホールは苦手」と考えること自体が、ティーイングエリアで余計なプレッシャーを作っているのではないか、ということです。
「またOBを打つかもしれない」
「ここはいつも叩く」
「ボギーでいいから曲げないようにしよう」
こう考えることで、本来打ちたいショットまで消極的になってしまうことがあります。
とはいえ、過去のデータを無視していいわけでもありません。
私は最近、「苦手意識」と「過去の失敗パターンを知っておくこと」は別のものだと考えるようにしています。
「このホールは苦手」と漠然と考えるのではなく、「このホールでは右へ曲げたあと、無理に取り返そうとして大叩きすることが多い」というように、具体的な情報として持っておく。
苦手意識は必要以上に持たなくてもいい。ただ、自分がどんなミスから大叩きしているのかは知っておきたいところです。
4.ティーイングエリアでは、まず目の前の一打をしっかり打つ
最初の問いに戻ります。
苦手だと思っているPar4だったとしても、ティーイングエリアに立った段階では、まだ何も起きていません。
だとしたら、その時点で「ここはボギーでいい」とスコアを決めてしまう必要はないのではないか、と思うようになりました。
まずは自分が決めたターゲットに向けて、いつものティーショットを打つ。
フェアウェイに行けば、普通にグリーンを狙う。
パーオンすればパーの可能性がありますし、いいところにつけばバーディチャンスになることだってあります。
実際、月例データを見ても、苦手だと思っていたホールでパーやバーディを取っています。
まだ何もミスをしていない段階から、最初から「ボギーまで」と自分でスコアの幅を狭める必要はないはずです。
ただし、これは「常に攻めるべき」「必ずドライバーを持つべき」という話ではありません。
安全策は必要ですし、OBや池、風、その日の調子を見てクラブや狙いを決めるのは当然です。
ここで言いたいのはクラブ選択の話ではなく、「最初からボギーを目標スコアに固定しなくてもいい」ということです。
5.曲げたら、そこで「ボギーでOK」に切り替える
ここが今回いちばん書きたかったところです。
ティーショットを打った。しかし、右へ曲げてしまった。
木の後ろ、深いラフ、あるいはグリーンを直接狙うのが難しい場所に行った。
そこで初めて、「よし、ここからはボギーでOK」と考えればいいのだと思います。
無理にグリーンを狙わない。林の狭い隙間を抜こうとしない。次のショットが打ちやすい場所へ戻す。
そこから3オンできれば2パットでボギー。アプローチが寄れば、まだパーの可能性だって残っています。
つまり「ボギーでOK」は、ティーイングエリアで最初から設定する目標ではなく、ミスが出たあとに大叩きを防ぐための許容ラインとして使うものだと思っています。
6.さらにミスをしたら「ダボで止める」に切り替える
ゴルフでは、一度のミスで終わらないこともあります。
ティーショットを曲げた。そこで無理をして、さらにミス。OBやペナルティが出ることもあります。
そのときに「パーを取り返さなければ」「せめてボギーで」と無理を重ねると、トリプルボギー以上になってしまうことがあります。
私は今、こんなふうに考え方を段階的に切り替えるようにしています。
- ティーショット前:まず目の前の一打をしっかり打つ
- ティーショット成功:普通にパーを狙う
- 1回ミス:ボギーを許容する
- さらにトラブル:ダボで止めることを考える
これは「最初からボギーを狙う」のとは違います。
良いスコアの可能性を残しながら、悪いスコアの上限を抑えていく考え方です。
もちろん、機械的に「1回ミスしたら絶対ボギー」というルールにするつもりもありません。
あくまで、その時点の状況を見て柔軟に切り替える、というだけの話です。
7.さつき5番の「10」を7にできたらどうなるか
もう一度、さつき5番のデータに戻ります。
5・10・6・6・6・10・4・7・5・10(合計69打)
このうち、バーディの4、パーの5、ボギーの6はそのまま残します。
3回ある「10」だけを、仮に「7」で止められたとすると、
5・7・6・6・6・7・4・7・5・7(合計60打)
10ラウンドで9打の改善です。
ここで重要なのは、「4や5を6にする」ことではないという点です。
バーディやパーを捨てて、全部ボギーを目指す必要はありません。
良いスコアはそのまま残す。問題は10のような大叩きです。
つまり「ボギーでOK」「ここはダボでも仕方ない」という考え方は、良いスコアを諦めるためではなく、悪いスコアの上限を下げるために使うものだと、データを見て改めて思いました。
8.「苦手ホール」ではなく「大叩きのパターンを知っているホール」
最後に、冒頭で使った「苦手ホール」という言葉自体を見直したいと思います。
「このホールは苦手」と考えるより、「このホールでは過去にこういうミスから大叩きしている」と考える方が、実際のプレーには役立つ気がしています。
たとえば、「このホールは苦手だからボギーでいい」ではなく、「ここでは過去に右へ曲げたあと無理をして大叩きしている。そこだけ注意して、まずは目の前のティーショットを打とう」というように。
「苦手」という漠然とした感情ではなく、過去の経験を具体的なコースマネジメントの材料として使う。
その方が、ティーイングエリアでも余計なことを考えず、目の前の一打に集中できる気がしています。
まとめ|「ボギーでOK」はミスしたあとでも遅くない
「苦手ホールはボギーでOKと思ってティーイングエリアに立つのは正解か」
という最初の問いに、単純なYES・NOで答えるのは難しいというのが、今の私の結論です。
2025年・2026年の月例データを見返すと、苦手だと思っているホールでもパーは取れていますし、さつき5番ではバーディまで出ています。
だとしたら、ティーイングエリアに立った時点で「ここは苦手だからボギーでいい」と、最初から狙えるスコアを決めてしまう必要はないはずです。
まずは目の前の一打をしっかり打つ。
うまくいけば、そのままパーを狙う。
曲げたら、「ここからボギーでOK」
さらにミスをしたら、「ここからはダボで止めよう」
その時点の状況に合わせて、考え方を切り替えていく。
「ボギーでOK」は、良いスコアを諦めるための言葉ではなく、大叩きを防ぐために使う言葉なのかもしれません。
「苦手ホールだからボギーでいい」ではなく、苦手だと思い込まず、まず目の前の一打を打つ。
ただし、自分がそのホールでどんなミスから大叩きしているのかは知っておく。
次に苦手だと思っているホールのティーイングエリアに立ったときは、この考え方を試してみようと思っています。
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