のぶたです。
今月最初に参加した月例競技でのことです。
前の月、あるホールで私はOBを3発打ちました。同じ失敗だけは繰り返したくない。そう思って、今回はティーショットで8番アイアンを選びました。
無理をせず、刻む。それが今回の作戦でした。
ところが、ボールは右へ大きくスライスして、またOBになりました。
ドライバーでOBなら、まだ諦めもつきます。でも、OBを避けるために持った8番アイアンでOBを打つと、何のために刻んだのか分からなくなります。
距離を犠牲にして、それでも安全は手に入らなかった。そんな一打でした。
短いクラブを持てば、本当に安全なのか。刻むと決めたのに、なぜ大きなミスが出るのか。そして、刻んだ後のミスは、なぜこれほど精神的にこたえるのか。
今回はこのことを、自分の失敗を振り返りながら考えてみたいと思います。
月例競技の記事はこちら→27パット、パー8個でも89|月例競技でOB4発を打った日の現実
前の月にOBを3発打った苦手ホール
同じホールで、前の月にOBを3発打っていました。
最初は右へスライス。次もスライス。そして最後に左へひっかけ…典型的なアマチュアあるあるOB。
その記憶があったので、今回のラウンドでは、そのホールに来る前から「今回だけは同じ失敗を避けたい」という気持ちがありました。
攻めるより、まずOBを避ける。そこで8番アイアンを選んだこと自体は、間違った判断ではなかったはずです。
距離よりも確実性を優先する。理屈としては、至って真っ当な考え方だと思います。
しかし、結果は再びOBでした。
もしかすると、前月の記憶はクラブ選びだけでなく、アドレスに入ったときの気持ちにも影響していたのかもしれません。断定はできませんが、振り返ってみると、そんな気がしています。
短いクラブを持てば安全だと思っていた
8番アイアンを選んだ時点で、私はどこかで安心してしまっていたのだと思います。
「これなら大丈夫だろう」と。
でも、実際に決めていたのは「8番アイアンを持つ」というところまででした。
どこを狙うのか。どこまで運ぶのか。右と左、どちらへ外すなら次が打てるのか。次の一打をどこから打ちたいのか。
こうした具体的なことは、何も決めていませんでした。
クラブ選択は安全策でも、打つ本人の気持ちまでは安全になっていなかったのだと思います。
「刻む」という作戦はあっても、目の前の一打の設計がなかったということです。
苦手ホールだから結果を早く見たくなった
前月にOBを3発打った記憶があると、打つ前から右のOBが気になります。
・今度こそ大丈夫か。
・また右へ出ていないか。
・ちゃんとコース内に残ったか。
そう思うほど、打った後のボールの行方を早く確認したくなります。私自身、今回もそういう感覚がありました。
本当に顔が早く上がったことがスライスの原因だったのかは分かりません。スイングを撮影していたわけでもないので、そこを断定するつもりはありません。
ただ、苦手ホールだからこそ、普段より結果を急いでいた感覚は、振り返ってみると確かに残っています。
本当は「刻む」と決めきれていなかった
8番アイアンを手にしながらも、心のどこかに迷いが残っていなかったか。改めて考えてみると、いくつか思い当たる節があります。
・8番アイアンなら絶対に失敗できない。
・決めたけど本当はドライバーで打った方が良いのでは。
・本当にこのクラブでよかったのか。
・前月の失敗を取り返したい。
すべてをはっきり意識していたわけではありません。でも、こうした気持ちが、どこかに残っていたのかもしれません。
安全策を選んでも、その結果を受け入れていなければ、ショットには迷いが残ります。
「刻めばボギーになるかもしれない。それでもOBよりはよい」
ここまで腹をくくれていなければ、クラブだけ短くしても、本当の意味での安全策にはならないのだと思います。
「刻む」と「置きにいく」は違う
短いクラブを持ったとき、私は当てにいくような打ち方になりがちです。
・フェアウェイへ置きにいく。
・曲げないように振る。
・飛ばさないように緩める。
・絶対にOBへ行かないように操作する。
今回も、そうなっていた可能性は十分にあります。
でも、考えてみれば、8番アイアンを選んだ時点で、飛距離を抑える仕事はすでにクラブがしてくれています。
それなのに、打つ人間まで普段と違う振り方をすると、安全策のはずが別の種類のミスを生んでしまいます。
刻むために短いクラブを選んだのであって、スイングまで小さくしたり、緩めたりする必要はなかったのかもしれません。
狙いを決めたら、あとはいつもと同じリズムで振り切る。それだけでよかったのだと思います。
刻んでミスをすると、なぜダメージが大きいのか
ここが今回、一番書きたかったところです。
リスクを承知で攻めてミスをした場合は、「少し無理をしたから仕方ない」と、ある程度は納得できます。
しかし、刻んでミスをすると、後悔が一気に押し寄せてきます。
・距離を捨てた。
・安全策を選んだ。
・それなのにOBを打った。
・だったら最初から長いクラブで打てばよかった。
刻んだ後のミスは、OBという結果だけでなく、自分のクラブ選択や判断まで間違っていたように感じさせます。
距離を捨てたのに、安全も手に入らなかった。
この事実が、攻めて打ったOB以上に精神的なダメージを大きくするのだと思います。
さらに、「8番アイアンなら失敗してはいけない」という気持ちが、いつの間にか新しいプレッシャーになっていたのかもしれません。
短いクラブを持ったことで、逆に「これで失敗したら言い訳できない」という緊張が生まれていた気もします。
安全策の失敗が、次の判断まで狂わせる
刻んだ末のOBは、次の一打にも影響します。
・安全にいったのにOBを打った。
・もう取り返さなければならない。
・これ以上、スコアを落とせない。
こうした気持ちが強くなると、次の一打で無理をしたり、急いでスコアを取り戻そうとしたりします。その結果、一つのOBが、さらに大きな崩れにつながる可能性があります。
ミスショットそのものよりも、ミスした後の判断がスコアをさらに悪化させていく。
今回も、そういう流れの入り口に立っていたのだと思います。
この日もその後にOBを3発打ってしまったことからもメンタルが影響していたのは言うまでもありません。
本当に安全な「刻み方」とは何か
今回の失敗から、次に同じような場面へ来たときに実践したいことを、3つに絞って整理してみます。
1.刻む目的を決める
「OBを打たないため」だけでなく、フェアウェイの広い場所へ運ぶ、次の一打を打ちやすい場所に置く、ボギーで収められる場所へ打つ。
ここまで含めて、刻む目的を決めます。
2.狙う場所と許容できるミスを決める
「フェアウェイへ打つ」ではなく、コース内の具体的な目標を一つ決めます。
同時に、左右どちらへ外すなら次が打てるのか、どこまでなら許容できるのかも、打つ前に確認しておきます。
3.クラブを決めたら、いつものリズムで振る
8番アイアンを選んだ後は、その判断を疑わず、結果を早く確認しようとせず、狙った場所へいつもどおりのリズムで振り切ります。
刻むから弱く打つのではなく、短いクラブで普段どおりのショットをする。そう考えたいと思います。
安全策はクラブではなく、決断で作る
8番アイアンを選んだ判断自体が、間違っていたとは思いません。
問題だったのは、短いクラブを持ったことで安心してしまい、そのショットをどう打つかまで決めきれていなかったことです。
安全策とは、飛ばないクラブを持つことではありません。そのクラブでどこへ打ち、どんな結果を受け入れるのかまで決めて、初めて安全策になるのだと思います。
「8番アイアンで刻む」ではなく、「8番アイアンであそこへ運び、次の一打をあそこから打つ」。
次にこういう場面が来たら、そこまで考えてから構えたいと思っています。
刻むと決めた一打こそ、曖昧には打たない。
ゴルフは一打のミスがその後のプレーにも影響が出るスポーツだということを実感させられました。
みなさんも、安全に刻んだはずなのに、短いクラブで大きなミスをした経験はありませんか。
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