のぶたです。
先日、木更津東カントリークラブで82のスコアでした。
OUT44、IN38。
前半で2バーディーを取れたのに44という、いかにもアマチュアらしいスコアです。バーディーが出た裏でOBとペナルティもしっかり打っていて、良いところと悪いところが同じハーフに同居していました。
このラウンドで印象に残っていることの一つが、IN5番での自分の判断と、その後の気持ちの切り替えです。
今日はその話を書きます。
「残り200ヤードなら狙う?刻む?」への違和感
ゴルフの記事やレッスン動画では、「残り200ヤード、狙うべきか刻むべきか」という話がよく出てきます。
ライ、風、ハザード、自分の技術。
いろいろな条件を考えて、「こういう場合は刻む」「こういう場合は狙う」と判断する。
もちろん、それも大事です。
ただ今回のラウンドを振り返って感じたのは、それだけでは説明できない部分もあるということでした。
同じ200ヤード前後でも、そのラウンドでどんな成功体験をしてきたかによって、狙うかどうかの判断や、狙ったあとの気持ちの持ちようまで変わる。
今回はそれを感じたラウンドでした。
OUT4番、200ヤードから乗せてバーディー
OUT4番は407ヤードのPar4。
右ドッグレッグでグリーンの左右OB、セカンドは少し打ち下ろしという、プレッシャーのかかるホールです。
このホールに来た時点で、すでにスコアを崩していました。
そのせいか、逆にある程度吹っ切れていて、残り約200ヤードから迷わずグリーンを狙いました。
これが大成功。
約5mにつけて、そのバーディーパットも沈めました。
「200ヤードくらいからでも、グリーンを捉えてバーディーが取れる」
この成功体験が、その後の自分の判断に少なからず影響していたように思います。
OUT9番でもバーディー、でも前半44
さらにOUT9番。
394ヤードのPar4でもバーディーが出ました。
前半だけで2バーディーです。
それでもOBとペナルティが響いて、前半のスコアは44。
2つもバーディーを取っているのに44という、笑えるようで笑えないアマチュアあるあるです。
ただ、この2つのバーディーによって自分の中に、
- 今日はバーディーが取れる
- いいショットが打てれば長い距離からでも狙える
- チャンスが来たら取りたい
そんな気持ちが、はっきり意識しないまま積み上がっていたように思います。
IN5番、満点のティーショットから残り212ヤード
IN5番は495ヤードのPar5。
ティーショットは打ち下ろしもあって、自分としては文句なしの「満点」のショットでした。
残り212ヤード。
右サイドに木があって少しだけ気になる状況でしたが、迷わずツーオンを狙いました。
前半では約200ヤードからグリーンを捉えてバーディーを取れている。
その日のショットの調子から見ても、「狙える距離」だと感じていました。
しかし、セカンドは引っかけてバンカーへ。
ツーオンは失敗です。
そこから少し距離のあるバンカーショットを54度で打ってグリーンオン。
残ったのは約10mのバーディーパットでした。
問題はここから。10mのバーディーパット
ここまでなら、まだ悪くありません。
2パットで収めればパー。
ツーオンには失敗したものの、3打目でグリーンには乗せています。
ところが、この10mを「入れたい」という気持ちが抜けきらないまま、少し強めに打ってしまいました。
結果は3パットでボギー。
このラウンドを通して、3パットはこの1回だけでした。
後半38は、この3パットがなければ37。
トータルも82ではなく81だった計算になります。
とはいえ、この記事で言いたいのは「この3パットのせいで70台を逃した」という話ではありません。
前半のOUTですでにOBとペナルティがあり、44を叩いています。70台を逃した原因を考えるなら、そちらの影響の方が大きいはずです。
実際、後半に入った時点で私はまったく70台を意識していませんでした。
44から70台に乗せるには後半35が必要です。
そんな数字は頭にもありませんでした。
212ヤードを狙ったこと自体は間違いじゃない
今回、自分の中で反省点になっているのは、「212ヤードを狙ったこと」そのものではありません。
同じ状況がまた来たら、たぶん今度も狙います。
満点のティーショットが打てて、その日のショットの調子も良く、残り212ヤード。
これで刻む理由は、自分の中ではあまりありません。
反省しているのは、ツーオンに失敗したあとです。
バンカーから10mに乗せた時点で、状況は「バーディーを狙う」から、「2パットでパーを取る」に変わっていたはずです。
でも自分の頭の中には、まだ「バーディーを取りたい」という気持ちが残っていました。
そして、その気持ちのまま10mのパットを打ってしまいました。
良いプレーも、その後の判断を変える
ゴルフではよく、「ミスを引きずるな」「大叩きのあとに無理をするな」と言われます。
それはその通りだと思います。
ただ今回感じたのは、むしろ逆のことでした。
悪いプレーだけでなく、良いプレーや成功体験も、その後の判断に影響するのではないか。
OUT4番で200ヤードから乗せてバーディー。
OUT9番でもバーディー。
IN5番では満点のティーショットから残り212ヤード。
この流れの中で、「ここもバーディーを取りたい」という欲が、自分でも気づかないうちに少しずつ出ていたんだと思います。
しかもこれは、「70台を出したい」というスコアへのプレッシャーとは少し違います。
前半44の時点で、70台はもう視界に入っていませんでした。
それでも欲は出る。
一打一打の成功が積み重なって、目の前のホールで「もう一つ取りたい」という気持ちを作っていたのかもしれません。
結果論で片付けたくない
結果だけを並べると、こうなります。
- OUT4番:約200ヤードから狙う → 5mにオン → バーディー
- IN5番:212ヤードから狙う → バンカー → 10mにオン → 3パット → ボギー
こう書くと、「狙って成功したから正解」「失敗したから刻むべきだった」という単純な結論にしたくなります。
でも、それは違うと思っています。
212ヤードを狙った判断は、その時点の状況と調子からすれば、自分の中では間違っていませんでした。
問題は狙ったことではなく、狙って失敗したあとに、目標を切り替えられなかったことです。
次に同じ212ヤードが残ったら
たぶん次も、同じような状況なら狙います。
そこは変えるつもりがありません。
ただ、狙って失敗した時点で、一度リセットしたい。
バーディーを狙う気持ちから、2パットでパーを取る気持ちへ。
次は、そこでちゃんと切り替えたいと思っています。
悪いショットを引きずらないことは大切です。
でも今回のラウンドでは、良いショットが続いたときにも人間は欲が出るんだなと感じました。
しかも、その欲には自分ではなかなか気づきません。
「今日は調子がいい」
「さっきもバーディーが取れた」
そんなときほど、知らないうちにもう一つ先を求めているのかもしれません。
残り200ヤードを狙うか、刻むか。
もちろん距離や状況を考えることは大切です。
でも、それと同じくらい、「今、自分はどんな気持ちでこの一打を打とうとしているのか」を考えることも、アマチュアのコースマネジメントなのかもしれません。
次に同じ212ヤードが残ったら、私はたぶんまた狙います。
そして失敗したら、今度こそそこで一度リセット。
……まあ、その場になったらまたバーディーを狙っているかもしれませんけどね(笑)。
みなさんなら、残り212ヤード。
狙いますか? それとも刻みますか?
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