ラウンドデータ分析

ドライバーが飛んだ日はスコアも良い?30ラウンドの飛距離ベスト3を調べた結果

のぶたです。
アマチュアゴルファーというのは、本当に不思議な生き物だと思います。

スコアを良くしたい。80台で回りたい。できれば70台も出したい。

そう思っているはずなのに、いざティーイングエリアに立つと、頭の中を支配しているのは「今日は飛ばしたい」という気持ちだったりします。

53歳になった今でも、ドライバーを握ると「もう少し飛ばせないかな」と思ってしまいます。

そこで今回は、自分の中でずっと引っかかっていた疑問を、実際のデータで確かめてみることにしました。

「ドライバーが飛んだ日は、本当にスコアも良いのか」

という疑問です。

私はこれまで、飛距離が出ればセカンドショットが楽になり、スコアも良くなるのではないかと、なんとなく信じていました。理屈としては間違っていないはずです。

しかし、実際のラウンドを振り返ると、「今日は飛んでいたのに、なぜかスコアはイマイチだったな」という日も意外とありました。

そこで感覚だけで判断せず、今回はきちんと数字で確かめてみることにしました。

2026年の30ラウンドを調べてみた

2026年は8月24日までに31ラウンドしています。

そのうち金乃台カントリークラブの1ラウンドは、飛距離を確認するためのメモを持参するのを忘れ、必要な記録が残っていませんでした。

そのため今回は、この1ラウンドを除いた30ラウンドを分析対象としています。

飛距離の算出方法と計測の限界

私は普段使っているGPSアプリに、ドライバーの飛距離そのものを記録しているわけではありません。

そこで今回は、

「ティーイングエリアからグリーンまでの距離」-「セカンドショット地点からグリーンまでの残り距離」

という計算で、おおよそのドライバー飛距離を算出しました。

そして、最長飛距離1本だけを採用すると、たまたま出た特大の1本に引っ張られてしまいます。

そこで各ラウンドの推定飛距離上位3本を抽出し、その平均値を「そのラウンドにおける飛距離の目安」としました。

ただし、このデータには次のような要素が含まれています。

  • 追い風や向かい風
  • 打ち上げや打ち下ろし
  • ドッグレッグでのショートカット
  • フェアウェイの硬さやランの量
  • ティー位置の違い
  • GPS上の距離や地点の誤差

つまり、実測されたキャリー飛距離でも、正確なトータル飛距離でもありません。

それでも、最長の1本だけに頼らず上位3本の平均を使い、30ラウンドすべてを同じ方法で算出しています。

正確な飛距離を競うための数字ではありませんが、自分のラウンド同士を比較する相対的なものさしとしては、一定の意味があると考えています。

この前提のうえで、結果を見ていただければと思います。

まずは全体の集計結果から

30ラウンドをまとめると、次のような数字になりました。

  • 平均スコア:86.1
  • ベスト3平均飛距離の全体平均:261.6ヤード
  • ベスト3平均飛距離の中央値:259.5ヤード
  • ベスト3平均飛距離の最小:230.7ヤード
  • ベスト3平均飛距離の最大:300.3ヤード
  • 飛距離とスコアの相関係数:+0.21

「相関係数」という言葉を使いましたが、難しく考える必要はありません。

今回の結果からは、「飛距離が伸びるほどスコアが良くなるという、はっきりした関係は見られなかった」ということです。

ゴルフではスコアの数字が小さいほど良いため、もし飛距離が伸びるほどスコアが良くなるなら、相関係数はマイナス方向に出ます。

しかし、今回の結果は+0.21でした。関係の強さとしては弱いものですが、数字の向きだけを見れば、飛距離が出たラウンドほどスコアの数字が少し大きくなっています。

とはいえ、この程度の弱い関係から「飛ばすとスコアが悪くなる」と言い切るのは、さすがに乱暴です。

あくまで、今回の30ラウンドでは、飛距離が伸びればスコアも良くなるとは言えなかったという結果です。

スコア帯別に見ると、どうなるか

続いて、スコア帯ごとにベスト3平均飛距離を並べてみました。

スコア帯ラウンド数ベスト3平均飛距離
70台3255.8ヤード
80~8411259.1ヤード
85~899264.1ヤード
90以上7265.0ヤード

この表で一番気になったのは、「70台を出した3ラウンドより、90以上を打った7ラウンドのほうが、ベスト3平均飛距離は9.2ヤード長かった」という結果です。

70台のラウンドが、最も飛んでいたわけではありませんでした。

むしろ今回のデータでは、スコア帯が悪くなるにつれて、ベスト3平均飛距離は少しずつ伸びています。

もちろん、これは「飛んだからスコアが悪くなった」という意味ではありません。

コースの難易度も、季節も、風の強さも違います。アプローチやパットの出来も、ラウンドごとにバラバラです。

あくまで、今回のデータでは、このような並びになっていたという事実として見ています。

飛距離帯別に見ると、どうなるか

今度は逆に、ベスト3平均飛距離の距離帯ごとに平均スコアを並べてみました。

ベスト3平均飛距離ラウンド数平均スコア
250ヤード未満886.1
250~259ヤード782.3
260~269ヤード686.5
270ヤード以上988.9

最も平均スコアが良かったのは、意外にもベスト3平均が「250~259ヤード」だったラウンドです。

一方、ベスト3平均が270ヤード以上だったラウンドの平均スコアは88.9でした。

250~259ヤードだったラウンドの平均82.3と比べると、6.6打も悪い結果です。

この数字を素直に受け止めると、

「私の2026年のラウンドでは、ベスト3平均が270ヤード以上だったからといって、スコアが良くなっていたわけではない」

と言えそうです。

少なくとも「たくさん飛べば飛ぶほどスコアも良くなる」という、単純な図式ではありませんでした。

飛距離が出た日と、70台だった日を並べてみる

数字の羅列だけでは実感が湧きにくいので、具体的なラウンドを並べてみます。

ベスト3平均飛距離が長かったラウンドは、次のとおりです。

  • 勝浦ゴルフ倶楽部:ベスト3平均300.3ヤード、スコア89
  • 勝浦ゴルフ倶楽部:ベスト3平均290.7ヤード、スコア96
  • コスモクラシッククラブ:ベスト3平均290.3ヤード、スコア82
  • 東京ベイサイドゴルフコース:ベスト3平均279.7ヤード、スコア81

一方、70台だったラウンドはこちらです。

  • 勝浦ゴルフ倶楽部:スコア77、ベスト3平均257.0ヤード
  • 南総ヒルズカントリークラブ:スコア77、ベスト3平均248.3ヤード
  • 木更津東カントリークラブ:スコア78、ベスト3平均262.0ヤード

ベスト3平均が300.3ヤードだった日は89、290.7ヤードだった日は96でした。

正直、この数字を見たときは、「あれ、あんなに飛んでいたのに……」と苦笑いしてしまいました。

一方、南総ヒルズカントリークラブで77を出した日のベスト3平均は248.3ヤードです。今回の30ラウンドの全体平均である261.6ヤードにも届いていません。

こうして並べてみると、「飛んだこと」と「良いスコアで回れたこと」は、まったく同じではなかったのだと、あらためて実感します。

それでも、飛距離に価値がないわけではない

ここまでの数字だけを見ると、「飛距離なんて意味がない」と思われてしまいそうですが、もちろんそういう話ではありません。

飛距離が出れば、セカンドショットで短いクラブを持てるようになります。これは本来、間違いなく有利なことです。

ただ、実際のスコアは次のような要素が積み重なった総合結果です。

  • ティーショットを次に打ちやすい場所へ運べたか
  • OBやペナルティを避けられたか
  • セカンドショットでグリーンを捉えられたか
  • アプローチでピンに寄せられたか
  • パットを決められたか
  • 無理な攻め方をしなかったか

今回のデータには、こうした飛距離以外の要素を原因別に分析した結果までは含まれていません。

そのため、「OBが多かったから」「パットが悪かったから」と、確認していない原因を決めつけることはできません。

今回の結果から言えるのは、飛距離に価値がないということではなく、飛距離だけではスコアは決まらないということだと思います。

次のラウンドでは「次を打てる場所」も意識したい

今回のデータを見て、あらためて思ったのは、飛距離の数字だけでなく、次を打てる場所へ運べたかどうかも大切だということです。

同じ260ヤードでも、フェアウェイの真ん中に運べた1本と、林の際に転がり込んだ1本では、セカンドショットの難しさがまったく違います。

次のラウンドでは、飛距離の数字だけを追いかけるのではなく、「次のショットを打ちやすい場所はどこか」を、もう少し意識してティーショットに立ってみようと思います。

それでもドライバーは飛ばしたい

ここまで散々「飛距離はスコアに直結しない」と書いてきました。

それでも次のラウンドでドライバーを握れば、やっぱり「少しでも遠くへ飛ばしたい」と思ってしまうはずです。

飛ばないよりは飛んだほうが気持ちいいですし、パー5で2オンを狙えそうな場所まで飛べば、単純にワクワクします。

この気持ちは、データを見たからといって、そう簡単には消えてくれません。

今回、自分の30ラウンドを振り返ってみて、飛距離がスコアに直結していなかったことは、数字の上でよく分かりました。

それでも、スコアを良くしたい気持ちと、ドライバーを飛ばしたい気持ちは、どうやら別々のところにあるのかもしれません。

みなさんは、自分の飛距離とスコアの関係を数字で振り返ってみたことはありますか。

もしかすると私と同じように、「飛んだ日ほど良いスコアだったわけではない」という結果になるかもしれません。

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のぶた

昔は痩せていた!という典型的なメタボ体型(ウエスト100㎝)のアマチュアゴルファーで、1973年生まれ千葉県木更津市在住。 年間約50ラウンドのゴルフを楽しんでいます。主に千葉県木更津市から車で1時間以内で行けるゴルフ場を中心にラウンドしています。 目標は、パープレーで回る事! メタボなオジサンでもゴルフうまくなれる!と信じてアマチュア目線でゴルフについて色々と綴っていきます。

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