のぶたです。
70台を安定して出すには、まだ足りないものがあります。その一つが、パーオン率だと考えています。
もちろん、グリーンを外しても寄せワンでパーを取ることはできます。しかし、毎回アプローチでしのぐゴルフには限界があります。
グリーンを狙える場面では、もう少し確率よく乗せられるようになりたい。
そこで今回は、アイアンを替えることでパーオン率が上がるのかを試してみました。
アイアンを替えればパーオン率は上がるのか
今回の出発点は、「今よりやさしいとされるアイアンに替えれば、多少打点がずれてもグリーン周辺に残り、パーオン率が上がるのではないか」という、わりと単純な発想です。
単純に飛距離を比べたいわけではありません。
方向が安定するか、ミスしてもグリーン周辺に残るか、長い番手でも必要な距離が出るか。そのあたりを実際のラウンドで確かめてみたくなりました。
PING i240をレンタルした理由
現在使っている本間TW757 Bに、大きな不満があるわけではありません。
顔つきも打感も振り心地も、正直かなり気に入っています。
それでも、「やさしいアイアン」と「今の自分に合うアイアン」が本当に同じものなのか、一度自分の目と手で確かめたくなりました。
そこでレンタルしたのがPING i240です。
今回借りたのは6番からPWまでのセット。本間より0.25インチ長く、シャフトは10.5g軽い仕様でした。
ラウンドで最初に感じたのは「軽さ」
コースへ持ち込んで最初に感じたのは、「やさしい」ではなく「軽い」でした。
ラウンド前に少し素振りをした程度で迎えた最初の6番アイアンは、少し右へ垂れるような球でした。それでも必要な距離には届いており、当たりもそれほど悪くありませんでした。
ところが、次のアイアンショットも右へ出ました。
そして、その後は一転して左へ出るショットが増えていきました。
「ボールがつかまる」と書けば聞こえはよいのですが、実際には左右にばらつき、グリーンを捉えられない場面が何度もありました。
軽さやシャフト、クラブの長さが変わったことで、最初は本間TW757 Bと同じタイミングでは振れていなかったのだと思います。
最初に右へ出たことで無意識に右を警戒し、その反動で左へ出始めた可能性もありそうです。
ただ、ホールを重ねるうちに少しずつPING i240の振り心地に慣れ、後半になるほど打ちやすくなっていったのは確かです。
ラウンドで印象に残った3つのショット
ミスばかりだったわけではありません。
PING i240の良さを感じたショットも、はっきりとありました。
IN3番
セカンドでPWを使い、狙いどおり約2mにつけることができました。
短い番手でも距離感を合わせられた、気持ちのよいショットでした。
IN7番
4打目で6番アイアンを使用しました。
ボールは左へ出たものの、当たり自体は良く、6番でもしっかり前へ運べる手応えがありました。
方向まで狙いどおりとはいきませんでしたが、長い番手でも当たり負けするような感覚はありませんでした。
OUT5番
残り157ヤード、アゲインストの状況で6番アイアンを使用し、約2.5mにパーオンしました。
風のあるなかでも必要な距離を出し、実際にグリーンを捉えられた。この日、最もPING i240の良さを感じた一打でした。
長い番手ほど、軽さが振り切りやすさにつながっている感触がありました。
ミスは本間でも起こる範囲だった
右や左へ外し、グリーンを捉えられなかったショットもありました。
ただし、それらのミスがすべてPING i240へ替えたことで起きたとは思っていません。
普段の本間TW757 Bでも、同じように右や左へ外すことはあります。
つまり、「PINGに替えたからミスが増えた」
とも、「PINGに替えたからミスが減った」
とも言い切れないというのが、正直な感想です。
平均スコア86の私でも問題なく使えるアイアンではありました。
しかし、アイアンを替えた瞬間からパーオンしやすくなったと感じるほどの違いは、少なくとも今回の1ラウンドでは確認できませんでした。
最後まで残った「軽さ」への違和感
PING i240の軽さは、ラウンドの最初から最後まで感じていました。
インドアで何球も続けて打つ場面では、この軽さが振りやすさにつながります。
しかし、コースではアイアンだけを打ち続けるわけではありません。
ドライバー、ユーティリティ、アイアン、ウェッジと、重さや振り心地が異なるクラブを持ち替えながらプレーします。
今回のラウンドでは、ウェッジでトップするミスが数回出ました。
PINGのアイアンが軽かったことと、ウェッジのトップに因果関係があるかは分かりません。
「PINGが軽かったからウェッジでトップした」と断定するつもりもありません。
ただ、アイアンの軽さがラウンド中ずっと違和感として残っていたことを考えると、アイアンからウェッジへ持ち替えた際の重量や振り心地の違いが、タイミングに多少なりとも影響した可能性はあるのかもしれません。
クラブ単体の「やさしさ」だけでなく、ドライバーからウェッジまでを含めたセット全体の重量フローも、アイアン選びでは大切なのだと感じました。
インドア比較で分かったこと
ラウンド後には、同じインドア環境でPING i240と本間TW757 Bを比較しました。
使用したのは、PW、9番、8番、7番、6番の5本。それぞれ3球ずつ、合計30球を打ちました。
詳しい数値は別の記事にまとめる予定なので、ここでは要点だけ紹介します。
- PINGは5番手中4番手で平均キャリーが本間を上回った
- 最大差は約5ヤードで、圧倒的な飛距離差ではなかった
- PW以外ではPINGのクラブスピードが上回った
- キャリーの最大値と最小値の差は、番手によって勝敗が分かれた
- PINGのほうが必ず安定していたわけではなかった
- 「PINGのほうが簡単」と断言できる結果ではなかった
- 軽く感じるぶん、何球も続けて打つインドアでは振りやすかった
同じ条件ではPINGのほうが数ヤード前へ行く番手が多く、クラブスピードも出やすい傾向がありました。
しかし、飛距離や安定性で本間を圧倒したわけではありませんでした。
「振りやすい」と「簡単」は同じではなかった
インドアでは、本間TW757 BとPING i240の6番アイアンで、それぞれ自分なりに「完璧」と感じたショットがありました。
その2球を比較してみると、面白い違いが出ました。
PING i240は本間TW757 Bよりクラブスピードが3.7m/s速かったものの、ボール初速はどちらも50.2m/sで同じでした。
キャリーも本間TW757 B153.1ヤード、PING i240152.0ヤードで、ほとんど変わりません。
PING i240はクラブスピードを出しやすい一方、そのスピードを効率よくボールへ伝えられなければ、飛距離には直結しないということだと思います。
逆にいえば、PING i240でミート率を高められれば、さらにボール初速や飛距離が伸びる余地はありそうです。
「PING i240なら必ずもっと飛ぶ」とまでは言えませんが、飛距離の伸びしろは感じました。
振りやすいことと、簡単に結果を出せることは、似ているようで少し違う。
今回、最も実感したのは、そのことかもしれません。
PING i240は平均スコア86の私に合ったのか
ここまでの結果を踏まえて、タイトルの問いに答えるなら、こうなります。
PING i240は、平均スコア86の私でも十分に使えるアイアンでした。
157ヤードのアゲインストから6番で約2.5mにつける良いショットも出ましたし、ホールを重ねるにつれて、少しずつ打ちやすくなる感覚もありました。
ただ、現在使っている本間TW757 Bから替えたいと思うほど、今の私に合っていたかというと、そこまでの実感は持てませんでした。
「合わなかった」とか「レンタルして失敗だった」ということではありません。
今の本間から替えるほどの決め手は、今回の試打と1ラウンドでは見つからなかったというのが、正直なところです。
現状は本間TW757 Bを使い続ける
本間TW757 Bの顔つき、打感、重量感は、今もかなり気に入っています。
今回PING i240を試したことで、その気持ちが揺らぐことはありませんでした。当面はアイアンを替えず、本間を使い続けるつもりです。
ただし、年齢を重ね、現在の本間を思うように振り切れなくなったときには、軽く感じてクラブスピードを出しやすいPING i240が候補に挙がる可能性はあります。
今の自分には軽さが違和感として残りましたが、将来はその軽さが助けになるかもしれません。
もし替えるならフィッティングを受けたい
PING i240では、アイアンのフィッティングを受けることができます。
もし本気で買い替えを検討するなら、今回レンタルした仕様だけで判断せず、シャフトの重さ、クラブの長さ、ライ角などを確認してから選びたいと思っています。
今回感じた軽さへの違和感も、自分に合った仕様を選ぶことで変わる可能性があります。
PING i240が自分に合わないと決めるのではなく、購入を考えるなら、まずはフィッティングを受ける。それが今回の結論です。
今後も別のアイアンを試してみたい
今回だけで、アイアン探しを終えるつもりはありません。
今後も別メーカー、別モデルのアイアンをレンタルし、実際のラウンドとインドアの両方で試してみたいと考えています。
アイアンを替えれば、本当にパーオン率は上がるのか。
その疑問に答えを出すには、一つのモデルと1ラウンドだけでは足りません。
今回の記事を「自分に合うアイアンを探す企画」の第1回として、また次のレンタル企画につなげていきたいと思います。
皆さんはアイアンの「やさしさ」を、飛距離、ミスへの強さ、振りやすさのどれで判断していますか。
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