練習しているのに、なぜゴルフが上手くならないのか?
のぶたです。
「これだけ練習しているのに、スコアはあまり変わらない」
多くのアマチュアゴルファーが、一度はこう感じたことがあるのではないでしょうか。
週に何度も練習場に通い、球数もそれなりに打っている。それなのに、ラウンドのスコアは去年とほとんど変わらない。むしろ、練習している分だけ「これだけやっているのに」というもどかしさが募っていく——。
その原因は、練習量でも練習のクオリティでもなく、もっと手前の部分にあるかもしれません。それは「振り返る習慣」があるかどうかかもしれません。
練習すること自体が目的になっていないか?
練習場に行くと、つい球数を打つことに集中してしまいます。100球打ち終えたときの達成感、後半にナイスショットが出たときの安心感。これらは気持ちがいいものですが、実はスコアアップとは直接関係がないのではないでしょうか。
大事なのは「何球打ったか」ではなく、「何を課題として、それをどう克服したか」だと思います。目的のないまま球数だけをこなす練習は、極端に言えば、上達しなくても満足感だけは得られてしまう、ある意味で都合の良い時間になってしまいます。
ラウンドを振り返らなければ、何を練習すべきか分からない
そもそも、練習で取り組むべき課題は、練習場ではなくラウンドの中にあると考えられます。
ラウンドが終わったときに、
- ドライバーが悪かった
- アイアンが当たらなかった
- パターが入らなかった
という結果の感想だけで終わってしまうと、次にやるべき練習が具体化しません。「悪かった」という感覚は残っても、どこが、どう悪かったのかが分からないままだからです。
ドライバー、アイアン、アプローチ、パターのどこに本当の問題があったのかを、感覚ではなく事実として整理する。この作業を飛ばしたまま練習場に向かっても、狙いの定まらない練習になってしうのではないでしょうか。
「調子が悪かった」では、振り返りにならない
同じ「アプローチが悪かった」という感想でも、実際の原因はまったく違うことがよくあります。
- パーオンできず、そもそもアプローチの回数自体が多かった
- 外してはいけない側へ外してしまっていた
- 30〜50ヤードの距離感が合っていなかった
- ライに合わない打ち方を選んでしまった
- 実は大きなミスはなく、ただ寄らなかっただけだった
これらは原因も、必要な対策もそれぞれ異なります。「アプローチが悪かった」という一言でまとめてしまうと、本来必要なのは距離感の練習なのに、なんとなくアプローチの球数だけを増やす、といったズレた練習になりかねません。
ミスの中身をもう少し細かく分けてみると、次のような分類ができます。
- 技術的なミス
- クラブ選択のミス
- 狙いどころのミス
- 無理に攻めた判断のミス
- 集中力や気持ちの問題
同じ「ミス」でも、技術の問題なのか、判断の問題なのかによって、練習すべきことはまったく変わってきます。
本当にドライバーの練習が必要なのか?
ラウンド中の印象は、実は当てになりません。
ドライバーで大きく曲げた記憶は強く残りますが、実際にスコアを最も失っていたのは3パットやアプローチだった、ということは珍しくありません。逆に、アプローチが寄らなかったと感じていても、根本的な原因はその前のアイアンショットで難しい場所へ外し続けていたことにある、というケースもあります。
「印象に残ったミス」と「実際にスコアを失った原因」は、必ずしも一致しません。ここを混同したまま練習メニューを組んでしまうと、本当の課題とは違う場所に時間を使い続けることになります。だからこそ、感覚ではなく振り返りによって、本当の原因を特定する作業が欠かせません。
のぶたの場合は、各ショットに関してメモを取っていますが、そこには自分なりに納得して打てたかも記入しています。手応えはあったけど、結果は寄らなかったなども多々あります。
練習場で上手く打つ練習と、本番のための練習は違う
もう一つ見落とされがちなのが、練習場とラウンドとでは、打つときの状況がまったく違うという点です。
練習場では、同じクラブで何球も続けて打つことができます。1球目がミスでも、2球目、3球目と修正しながら、感覚をつかんでいくことができます。
しかし、実際のラウンドはこうはいきません。
- ドライバーを打つ
- セカンド地点まで移動する
- ライと残り距離を確認する
- クラブを選ぶ
- 一球だけ打つ
この一連の流れの中で、打てるのは一球だけです。練習場でドライバーを20球続けて打ち、後半にようやくいい球が出たとしても、本番では「もう一度」がききません。
つまり、練習場で上手く打てるようになることと、ラウンドで結果を出せるようになることは、似ているようで別のスキルなのです。だからこそ、練習の後半には、一球勝負を想定した本番型の練習を取り入れる必要があります。
- ドライバー→7番アイアン→ウェッジとクラブを替えながら打つ
- 毎回違う目標を狙う
- 一球ごとにアドレスを解く
- 打つ前に球筋とミスしてよい方向を決める
- 架空のホールを想定してプレーする
こうした練習を取り入れることで、練習場での上手さを、ラウンドで発揮できる実戦力に近づけていくことができます。
ドライバーを何十球も打って、最後になって良いショットが打てたとしても本番ではその1球が出るとは限らないので、もっと実践に即した練習をする必要があるのではないでしょうか。
ラウンド後に確認したい5つの項目
「振り返りが大事なのは分かったけれど、何を振り返ればいいのか分からない」という方も多いと思います。まずは以下の項目についてメモするなり思い返すなりしてはいかがでしょうか。
- OB・ワンペナは何回あったか
- ダブルボギー以上の原因は何だったか
- グリーンをどちら側へ外したか
- アプローチで大きなミスをした距離と状況
- 3パットは距離感と方向性のどちらが原因だったか
この5つを見るだけでも、「なんとなく調子が悪かった」というぼんやりした感想が、「どこで、何が原因で、何打失ったのか」という具体的な事実に変わっていきます。
ラウンドをご一緒している方で、パット数もつけていない方がいますが、それだとショットが悪くてスコアにならなかったのか?パットが悪かったのか?という基本的な部分すら見えてこないのではないでしょうか。
次の練習で直すことは一つか二つに絞る
振り返りを丁寧にやればやるほど、課題はいくつも見つかります。しかし、ここで欲張って全部を一度に直そうとしないことも同じくらい重要です。
課題が五つ見つかったとしても、次の練習で取り組むのは一つか二つに絞りましょう。例えば、
- 次の練習では、30〜50ヤードの距離感を重点的に確認する
- 次のラウンドでは、アイアンでグリーンセンターを狙うことを徹底する
というように、抽象的な反省で終わらせず、具体的な行動レベルまで落とし込むことがポイントです。
本番に即した練習という事になると、「絶対に左には行かないように打つ」とか「5番アイアンで低い球を打つ」など全てナイスショットではなくミスを想定した練習も必要ではないかと思います。
この記事の結論
ここまでの内容をまとめると、上達のサイクルは次のような流れになります。
ラウンドする
↓
何打失ったのかを振り返る
↓
本当の原因を見つける
↓
練習する課題を絞る
↓
次のラウンドで試す
練習量を増やすことよりも、まずこのサイクルを一周させてみること。ゴルフの上達は、特別なスイング理論や高価な道具ではなく、この地道な繰り返しの中にあるのではないでしょうか。
次のラウンドが終わったら、まずは今日紹介した5つの項目を振り返ることから始めてみてください。また違った発見ができるかもしれませんよ!
にほんブログ村に参加しています(^^)/
よろしかったらクリックお願いします↓↓↓