打ちっぱなしでは上手なのに、なぜ良いスコアが出ない?練習できない「一打のつなぎ方」

のぶたです。

打ちっぱなしに行くと、それなりに気持ちよく振れる日があります。

ドライバーもアイアンも、狙った方向へそこそこ飛んでいく。

「今日は調子が良いな」

そう思いながら練習場を後にします。

ところが、その数日後にラウンドへ行くと、同じように振っているつもりなのに、思ったようなスコアが出ません。

私自身、この感覚を何度も味わってきました。

年間50ラウンドほど回り、平均スコアは86前後。ベストスコアは74まで出たことがあります。

それでも、「打ちっぱなしでは打てていたのに、コースではなぜかうまくいかない」ということは、今でも珍しくありません。

単純に、自分のショットが下手だからだと結論づけてしまいがちです。

しかし、少し立ち止まって考えてみると、打ちっぱなしとコースには、そもそも大きな違いがいくつもあります。

今回は、その違いについて自分なりに整理してみたいと思います。

目次

打ちっぱなしは何度でもやり直せる

打ちっぱなしの大きな特徴は、同じクラブで何度でも打ち直せることです。

一球目がミスショットでも、二球目、三球目と続けて打っているうちに、少しずつタイミングが合ってきます。

そして最後に気持ちよく振り抜けると、その一球の印象が強く残ります。

「今日はうまく打てた」

そんな感覚で練習を終えられるのは、打ちっぱなしの良さでもあります。

しかし、コースでは基本的に一球勝負です。

ティーショットをOBに打ってしまった後で、「今のは練習だから、もう一球」とはできません。

打ち直すことになったとしても、最初の一球が帳消しになるわけではなく、そのミスはスコアとして残ります。

素振りを何度しても、実際に打てるのは一球だけ。

その一打にOBや池、バンカー、そしてスコアがかかっているため、打ちっぱなしにはないプレッシャーが生まれます。

練習場で10球打ち、その中で数球のナイスショットが出ることと、コースで必要な一球を打つことは、似ているようで違う課題なのだと思います。

コースでは毎回違うクラブを持つ

打ちっぱなしでは、同じクラブを何球も続けて打つことが多いはずです。

7番アイアンを続けて打っていると、次第にクラブの長さや重さ、スイングのタイミングに体が慣れてきます。

一方、コースでは、ほぼ一打ごとに違うクラブを握ります。

ドライバーを打った次はアイアン。

その次はウェッジ。

グリーンに乗れば、今度はパターです。

同じクラブを10球続けて打ち、タイミングを調整することはできません。

それぞれ長さも重さも振り幅も違うクラブを持ち替えながら、そのクラブの一球目で結果を出す必要があります。

打ちっぱなしで各クラブの距離感やタイミングを整えておくことは、もちろん大切です。

ただしコースでは、練習場のように何球か打ちながら調子を合わせるのではなく、最初の一球から自分なりのショットをすることが求められます。

この違いは、意外と大きいのではないでしょうか。

ライや状況は毎回変わる

打ちっぱなしでは、基本的に平らなマットの上から打ちます。

足場やボールの位置も、ほぼ同じです。

しかし、コースでは同じ条件から打てることの方が少ないかもしれません。

つま先上がりやつま先下がり、左足上がりや左足下がりといった傾斜があります。

ボールがラフに沈んでいることもあれば、ディボット跡に入っていることもあります。

バンカーや木が邪魔になる状況もありますし、風や高低差も考えなければなりません。

例えば、同じ残り150ヤードでも、平らなマットの上から打つ場合と、左足下がりのラフから打つ場合では、選ぶクラブや狙う場所が変わってきます。

打ちっぱなしで身につけたショットを、いつも同じ形でコースに持ち込めるとは限りません。

その場のライや状況に合わせて、「今回はどんな球を打つのか」を判断する必要があります。

こうした条件を一般的な打ちっぱなしで再現するのは、なかなか難しいと思います。

一番大きな違いはコースマネジメント

プレッシャーやクラブの持ち替え、ライの違いも大切です。

しかし、私が一番大きな違いだと感じているのは、コースマネジメントです。

ゴルフの目的は、ナイスショットを打つことそのものではありません。

最終的にボールをカップへ入れ、18ホールの合計打数を少なくすることです。

そのためには、一打ごとに判断が必要になります。

どこを狙うのか。

どのクラブを選ぶのか。

グリーンを狙うのか、それとも手前へ刻むのか。

OBや池をどのように避けるのか。

左右のどちらへミスした方が、次の一打を打ちやすいのか。

さらに、調子が悪い日にどうやってボギーで収めるのか、ミスをした後に無理をして取り返すのか、安全につなぐのかという判断もあります。

打ちっぱなしでは、基本的に目の前の一球をうまく打つことが目的になります。

しかしコースでは、その一球を次の一球へつなぎ、最終的にカップまで運ばなければなりません。

打ちっぱなしが「一球をうまく打つ練習」だとすれば、コースは「一打ずつつないでスコアを作る場所」なのだと思います。

ショットの出来だけではなく、そのショットをどこで、どのように使うのか。

ここが、練習場とコースの大きな違いなのではないでしょうか。

それでも打ちっぱなしの練習は必要

ここまで打ちっぱなしとコースの違いを書いてきましたが、だからといって「打ちっぱなしへ行く意味がない」とは思っていません。

むしろ、打ちっぱなしでの練習は必要です。

実際にボールを打たなければ、スイングやミート率を安定させることは難しいでしょう。

各クラブの飛距離や球筋、アプローチの距離感、自分のミスの傾向なども、ボールを打つことで確認できます。

ショットがある程度安定していなければ、どれだけ良いコースマネジメントを考えても、計画どおりの場所へボールを運べません。

例えば、安全なフェアウェイ右側を狙うと決めても、自分がどちらへミスしやすいのか分かっていなければ、狙い方を決めることも難しくなります。

反対に、ショットの調子が良くても、危険な場所ばかりを狙ったり、無理なクラブ選択を繰り返したりすれば、スコアにはつながりません。

ショット力とコースマネジメントは、どちらか一方を選ぶものではありません。

良いスコアを出すために、両方が必要なのだと思います。

打ちっぱなしを少しでもコースに近づける工夫

打ちっぱなしで、コースの状況を完全に再現することはできません。

それでも、練習方法を少し工夫することで、コースを意識した練習には近づけられると思います。

例えば、同じクラブを何十球も続けて打つのではなく、一球ごとにクラブを替えてみる。

ドライバー、アイアン、ウェッジの順番で打ち、仮想的に一つのホールを回ってみるのも面白そうです。

単に正面へ打つのではなく、狙う目標をはっきり決め、左右にどこまでなら許容できるのかも設定してみます。

ナイスショットが出たかどうかだけではなく、狙った範囲に何球収まったのかを見ることも、コースでの再現性を考えるうえで役立ちそうです。

得意なフルショットだけではなく、中途半端な距離も打っておきたいところです。

そして練習の最後の一球を「コースでの一球」だと考え、打ち直しなしで狙った場所へ打ってみる。

こうした工夫をしながら、自分のミスが左右のどちらへ出やすいのか確認しておけば、コースでの狙い方やクラブ選びにも生かせるかもしれません。

これは「必ずやるべき練習メニュー」というより、私自身もこれから意識して取り入れてみたい練習方法です。

打つ練習とスコアを作る経験の両方が必要

打ちっぱなしで良いショットを打てるようになることは、間違いなく大切です。

だからといって、打ちっぱなしだけで良いスコアが出るとは限りません。

一方で、コースマネジメントが大切だからといって、ボールを打つ練習をしなくてもスコアが良くなるわけではないでしょう。

練習場で磨いたショットを、コースのどこで使うのか。

どのクラブを持ち、どこまでリスクを取るのか。

そして、ミスをした後にどのように次の一打へつなげるのか。

打ちっぱなしではショットを磨き、コースでは状況に応じた判断力とマネジメントを身につける。

その両方を少しずつ高めていくことが、スコアアップにつながるのだと私は思っています。

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この記事を書いた人

1973年生まれのメタボゴルファー。
20代からゴルフをぽつぽつと続け、現在の平均スコアは86前後。ベストスコアは74。
70台が出る日もあれば、90台を叩いて「なんでやねん!」となる日もある。
そんな普通のアマチュアゴルファーが、ラウンド結果やゴルフあるある、クラブ・ゴルフギア、実際のラウンドデータをもとに、70台を安定して出せるゴルファーを目指す過程を綴っています。

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