のぶたです。
昨日、レンタルしたPING i240をコースで実戦投入しました。
実際にラウンドしてみると、PING i240は本間TW757 Bより軽く感じ、振りやすさもありました。
ただ、「本間より簡単だったのか?」と聞かれると、そこまではっきりした違いを感じたわけではありません。
そこで今回はインドアゴルフに本間TW757 BとPING i240の両方を持ち込み、同じ条件で比較してみました。
打った番手は次の5本です。
- PW
- 9番アイアン
- 8番アイアン
- 7番アイアン
- 6番アイアン
それぞれ3球ずつ打ち、キャリー、ボール初速、ミート率、スピン量などを記録しました。
明らかな大ミスは比較から外すつもりでしたが、少しトップ気味、少し先に当たった程度のミスは、そのクラブのミスへの強さを見るために残しています。
基本の比較は合計30球。
さらに結果が気になった本間の8番だけ、追加でもう3球打ちました。
平均キャリーはPINGが5番手中4番手で上回った
まずは、各番手の平均キャリーです。
| 番手 | 本間 | PING | 差 |
|---|---|---|---|
| PW | 103.2yd | 106.2yd | PING+3.0yd |
| 9番 | 121.3yd | 121.1yd | 本間+0.2yd |
| 8番 | 125.1yd | 129.6yd | PING+4.5yd |
| 7番 | 131.1yd | 136.0yd | PING+4.9yd |
| 6番 | 143.7yd | 146.6yd | PING+2.9yd |
5番手のうち、PING i240が4番手で本間TW757 Bを上回りました。
最も差が大きかったのは7番の4.9yd。次が8番の4.5ydです。
一方、9番は本間TW757 Bが0.2yd上回っており、ほぼ同じ結果でした。
PING i240がすべての番手で圧倒的に飛んだわけではありません。それでも同じインドア環境では、全体としてPING i240のほうが数ヤード前へ行く傾向が見られました。
PINGは軽く感じるぶん、何球も打つと振りやすかった
今回、数字以上に感じたのがPING i240の振りやすさです。
本間TW757 Bと比べて軽く感じるため、短い間隔で何球も打つインドアでは、PING i240のほうが振り続けやすく感じました。
平均クラブスピードを比較すると、PW以外はPING i240のほうが速くなっています。
| 番手 | 本間 | PING |
|---|---|---|
| PW | 36.9m/s | 35.3m/s |
| 9番 | 36.5m/s | 37.4m/s |
| 8番 | 36.5m/s | 37.2m/s |
| 7番 | 36.3m/s | 37.0m/s |
| 6番 | 34.1m/s | 38.0m/s |
特に6番では、PING i240のクラブスピードが本間TW757 Bを大きく上回りました。
ただし、ここで注意したいのは、クラブスピードが速くなれば、そのまま飛距離も伸びるわけではないことです。
クラブスピードが出ても、ミート率が上がらなければ飛ばない
6番で本人としては「完璧!」と思えたショットを、1球ずつ比較してみます。
| 本間 | PING | |
|---|---|---|
| クラブスピード | 35.0m/s | 38.7m/s |
| ボール初速 | 50.2m/s | 50.2m/s |
| ミート率 | 1.43 | 1.30 |
| キャリー | 153.1yd | 152.0yd |
PING i240はクラブスピードが3.7m/sも速かったのに、ボール初速は本間と同じ50.2m/sでした。
キャリーも本間TW757 B153.1yd、PING152.0ydで、むしろ本間TW757 Bが1.1yd上回っています。
本間はクラブスピード35.0m/sに対して、ミート率1.43。
PING i240はクラブスピード38.7m/sに対して、ミート率1.30でした。
つまりPING i240は速く振れているものの、そのスピードを十分にボールへ伝えられていません。
反対に考えれば、PING i240でミート率をもう少し高められれば、さらにボール初速が上がり、飛距離が伸びる可能性があります。
PING i240には飛距離の余力がある。
しかし、現時点でその余力を毎回使えているわけではない、という結果です。
「PINGのほうが簡単」とは言い切れなかった
PING i240は、やさしさも特徴の一つとされるアイアンです。
私自身も打つ前は、本間TW757 Bより明確にミスに強く、キャリーも安定するのではないかと考えていました。
そこで、各番手における3球の最大キャリーと最小キャリーの差も比較してみました。
| 番手 | 本間 | PING |
|---|---|---|
| PW | 9.0yd | 5.8yd |
| 9番 | 4.4yd | 3.6yd |
| 8番 | 9.4yd | 10.0yd |
| 7番 | 6.5yd | 10.7yd |
| 6番 | 16.9yd | 11.0yd |
PING i240のほうが差が小さかったのは、PW、9番、6番。
本間TW757 Bのほうが差が小さかったのは、8番と7番でした。
番手によって結果が分かれており、PING i240がすべての番手で安定していたわけではありません。
今回の30球だけで、
「PING i240のほうが明らかに簡単で、どんなミスも助けてくれる」
と結論づけることはできません。
私の場合は、PING i240のほうが「簡単」というよりも、軽く感じるため「何球も振り続けやすい」という印象でした。
本間8番の距離が短すぎる気がして、もう一度打ってみた
今回、最も気になったのが本間TW757 Bの8番です。
私は普段、本間TW757 Bの8番をキャリー130〜135ydで見ています。
ところが、最初の3球の平均は125.1yd。普段の距離感より明らかに短い結果でした。
「さすがにこれは、うまく打てていなかっただけでは?」
そう思い、すべての計測を終えたあと、本間TW757 Bの8番だけ3球を打ち直しました。
その結果がこちらです。
| キャリー | |
|---|---|
| 1球目 | 129.0yd |
| 2球目 | 119.6yd |
| 3球目 | 126.7yd |
| 平均 | 125.1yd |
まさかの、最初の3球とまったく同じ平均125.1ydでした。
終了宣言をしたあとに追加で3球打ったのに、平均値は1ydどころか0.1ydも変わりませんでした。
ここまで同じになるとは思いませんでした。笑
ただし、これで私の8番の距離を125ydへ変更するつもりはありません。
普段のコースでは130〜135ydを基準に使っています。今回のインドアでは、使用するボールやマット、計測方法などの影響を受けていた可能性があります。
インドアでは、コースより振ってしまう
インドアでは毎回同じ場所から打てます。
待ち時間もなく、次々と打てるため、コースよりも思い切って振ってしまうことがあります。
特に今回のPING i240は軽く感じました。
何球も続けて打っていると振りやすく、クラブスピードも出しやすかったと思います。
一方、コースでは1打ごとに時間が空きます。
傾斜があり、ライが変わり、風もあります。インドアのように同じテンポで何球も打つわけではありません。
そのため、今回の結果は「コースで何ヤード飛ぶか」を決めるための計測ではなく、同じインドア環境で両モデルを打ったときの違いとして見る必要があります。
番手間の距離も普段の感覚とは違っていた
今回の本間TW757 Bの平均キャリーは、次のようになりました。
- 9番:121.3yd
- 8番:125.1yd
- 7番:131.1yd
9番から8番が3.8yd、8番から7番が6.0ydしか変わっていません。
普段の距離感と比べると、番手間がかなり詰まっています。
一方、PING i240は次の結果でした。
- 9番:121.1yd
- 8番:129.6yd
- 7番:136.0yd
9番から8番が8.5yd、8番から7番が6.4ydです。
PING i240のほうが階段状にはなっていますが、それでも今回の数字だけで、コースで使う番手ごとの距離を決めるのは危険です。
この計測で分かるのは絶対的な飛距離ではなく、同じ場所、同じボール、同じ計測器で打ったときの両モデルの傾向だと思います。
今回の比較で分かったこと
今回の結果をまとめると、次のようになります。
- PINGは5番手中4番手で平均キャリーが上回った
- ただし、差は最大でも約5ydだった
- PINGは軽く感じ、連続して打つと振りやすかった
- クラブスピードもPINGのほうが出やすかった
- 速く振れても、ミート率が低ければ飛距離には直結しなかった
- キャリーの安定性は番手によって勝敗が分かれた
- 「PINGのほうが簡単」と断言できる結果ではなかった
- インドアの距離を、そのままコースでの番手距離にはできない
PING i240は、本間TW757 Bより圧倒的に飛んで、どんなミスも助けてくれるアイアンではありませんでした。
しかし、軽く感じるぶん振りやすく、クラブスピードも出しやすい。
そのスピードを安定してボールへ伝えられるようになれば、今より飛距離が伸びる可能性は感じます。
一方の本間TW757 Bは、クラブスピードがそれほど出ていなくても、しっかりミートできたときの効率が高いショットがありました。
PING i240にはPING i240の良さがあり、本間TW757 Bには慣れたクラブだからこその良さがあります。
結局、今回のインドア計測でも、
「PINGのほうが簡単だから、すぐに入れ替えよう」
という結論にはなりませんでした。
軽くて振りやすいクラブと、慣れていてミートしやすいクラブ。
アイアンの「やさしさ」は、単純にヘッドの構造や飛距離だけでは決められないのかもしれません。
皆さんはアイアンのやさしさを、飛距離、ミスへの強さ、振りやすさのどれで判断していますか。
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