ゴルフあれこれ話

なぜ上級者のアドバイスは100切りゴルファーに響かないのか?

100切りゴルファーに上級者のアドバイスは、どう感じるのか?

のぶたです。

ゴルフを始めてスコア100切りを目指していると、上級者のアドバイスをもらう機会も増えますよね。
しかし「腰をもっと回して」「クラブを走らせて」と言われても、正直どうしていいのか分からない…。
むしろ迷いが増えて、スコアが悪化することもあります。

なぜ上級者の言葉は100切りゴルファーにとって理解しにくいのでしょうか?そんな話を書いてみたいと思います。

100切りゴルファーに上級者アドバイスが理解できない理由

なぜ上級者のアドバイスは100切りゴルファーに響かないのか?

なぜ?100切りを目指すゴルファーに上級者のアドバイスがすんなりと入ってこないのでしょうか?それにはこんな理由があるのではないでしょうか?

1. 経験値と前提条件の違い

上級者は、グリップやアドレスなど基本が身についている前提で話します。
でも100切りゴルファーはその土台がまだ不安定。
腰を回せば飛ぶ」と言われても、回す前にボールに当たらないことの方が大問題です。

2. 感覚的な表現が多い

クラブを走らせて」「押すように打って」など、上手な人は感覚で表現します。
ところが初心者にとっては「どう動けばいいのか?」が分からず、モヤモヤが残ります。

3. 課題の優先順位が違う

上級者 → 「方向性を安定させたい
100切りゴルファー → 「OBを減らしたい、ダフリをなくしたい
ゴルファーのレベルによって解決すべき課題が違うので、アドバイスが噛み合わないのです。

4. 上級者の無意識の動作

長年の練習で自然にできている動きを、本人が説明できないこともあります。
自然に体重移動してるよ」と言われても、それが難しいから悩んでいるわけです。

以前、ツアー5勝をしている男子プロと一緒にラウンドをする機会があったので、スイング中に何かを考えてますか?という質問をしたところ…

スイング中は何も考えてない」という回答でした。

よくよく考えてみるとプロになる人は、子供のころからゴルフスイングに慣れ親しんでいるので、自然とその動きができてるのに対して大人からゴルフを始めた人は、スイングそのものに慣れてないので、体の使い方が全然わからないというところが前提としてあるんだと感じました。

100切りゴルファーが取り入れるべき工夫

なぜ上級者のアドバイスは100切りゴルファーに響かないのか?

それでは、どうしたら上級者のアドバイスを100切りゴルファーが活かすことができるのでしょうか?

一度に全部やろうとしない

 アドバイスは1つに絞って練習する方が効果的。上級者の方に色々と言われたとしても、やれることは限られていますので、一つに絞って練習することが良いでしょう。

具体的な動作に言い換えてもらう

 「もっと腰を回せ」→「右のお尻を後ろに引くイメージで」などと聞き直すようにして、聞いてもわからないことは別の言葉で言い換えてもらって教えてもらう事が大事です。

質問を明確にする

 「ドライバーの方向性だけ見てください」など、課題を限定して相談する。上級者の方は、色々と教えたくなるのかもしれませんが、100切りゴルファーは、そんな全部できませんので、課題を限定する事で、上級者もそれ以外のことは言わなくなるかと思います。

まとめ

実際には、100切りゴルファーは、ショットの精度がそこまでなくても充分にスコアをクリアすることができます。課題は実はショットではなくアプローチやパターにあることが多く、よっぽどOBやワンペナを連発しない限り、100切りという目標には近づくことができるはずです。

それをラウンド中に色々と上級者の話を聞きすぎてショットそのものがわからなくなって余計にひどくなってしまっては本末転倒ですので、しっかりと課題を持ってラウンドした方が良いと思います。

まぁ、正直…ラウンド中のアドバイスは、上級者であっても控えた方が良いと個人的には思いますが…

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のぶた

昔は痩せていた!という典型的なメタボ体型(ウエスト100㎝)のアマチュアゴルファーで、1973年生まれ千葉県木更津市在住。 年間約50ラウンドのゴルフを楽しんでいます。主に千葉県木更津市から車で1時間以内で行けるゴルフ場を中心にラウンドしています。 目標は、パープレーで回る事! メタボなオジサンでもゴルフうまくなれる!と信じてアマチュア目線でゴルフについて色々と綴っていきます。

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