のぶたです。
先日のラウンドで、同伴者にドライバーショットを何本か撮影してもらいました。
そこには、気持ちよくフェアウェイ方向へ飛んだナイスショット、左へ飛び出した引っ掛け、そして右へ大きく曲がったスライスが残っていました。
打った本人としては、それぞれに「今のは振り急いだ」「フェースが開いた」「手が返りすぎた」と、もっともらしい反省があります。
ところが、3本の動画を同じ局面で静止画にして並べてみると、これが驚くほど同じに見えました。
ナイスショットも、引っ掛けも、大スライスも、見た目だけならほとんど同じ。
自分のスイング解析なのに、思わず「結構同じですね!笑」と言ってしまったほどです。
3本の動画を同じ局面で並べてみた
比較したのは、同じラウンドで撮影した次の3打です。
・ナイスショット
狙った方向へ飛び、バランスよく振り切れたショット
・引っ掛け
左へ飛び出し、つかまりすぎた感覚があったショット
・大スライス
右へ大きく曲がり、フェースが戻らなかった感覚があったショット

上からナイスショット、左引っ掛け、右大スライスの順になっています。
自分で見てもフィニッシュが決まってないのが残念ではありますが…
一番意外だったのは「ほとんど同じ」に見えたこと
比較する前は、引っ掛けた一打では明らかにクラブが外から入り、スライスした一打では身体が大きく開いているなど、誰が見ても分かる違いが出ると思っていました。
しかし、アドレス、テークバック、トップ、インパクト前後、フィニッシュを並べてみても、フォーム全体に決定的な違いは見つかりません。
少なくとも、1球ごとにまったく別のスイングをしているわけではなさそうです。
これは少し安心しました。
ミスが出るたびにスイングを作り直す必要はなく、基本的には毎回、同じように振れている可能性があるからです。
その一方で、球筋は大きく違いました。
ゴルフでは、インパクト時のフェース向き、クラブ軌道、打点がほんの少し変わるだけでも、結果は大きく変わります。
通常の約30fpsの動画では、その一瞬を正確に判定するのは簡単ではありません。
動画から言えるのは「大きなフォームの崩れは見えない」ということです。フェース角やクラブパスを数値として断定するには、弾道測定器や高速度撮影が必要になります。
引っ掛けとスライスは、同じ根から生まれているのかもしれない
球筋から考えれば、引っ掛けた一打ではフェースが左を向き、大スライスした一打ではフェースがクラブ軌道に対して開いていたはずです。
ただし、静止画で確認できる身体の動きは、よく似ています。
ここから考えたのは、私の左右のミスは、別々の大きな欠点から出ているのではなく、切り返しのわずかなタイミングのズレから枝分かれしているのではないか、ということです。
トップから急いで上半身や腕を動かす。
クラブが少し左へ抜ける。
そのとき、フェースが早く閉じれば引っ掛けになり、開いたままならスライスになる。
これは今回の映像と球筋から考えた仮説であり、動画だけで断定することはできません。
それでも、手先でフェースを返す練習だけをするより、切り返しのリズムを整える方が、左右両方のミスに効きそうな気がします。
インドア練習で試した「左肩が顎下に入るまで待つ」
どうしても納得がいかない部分もあり、次の日にインドアゴルフ練習場に行ってきました。インドア練習では、スイングを大きく変えるのではなく、ひとつだけ意識を決めました。
「バックスイングを急がず、左肩が顎の下に入ってから切り返す」
左肩を無理に押し込むのではありません。
左肩が顎下へ来るまで、ダウンスイングを始めるのを待つイメージです。
この意識で打つと、ボールを押し込めたような、分厚いインパクトになりました。
正面と後方から撮影した映像を確認すると、頭が大きく右へ流れず、右足の内側で受けながら肩を回せています。
そして、トップまでクラブを上げ切ってから切り返す時間も確保されているように見えました。

実際インドア練習では、フィニッシュもしっかりと立てている事が多いので、いかに本番では力みが入ってるのか?というのがわかります。
格好良いスイングではないですが、メタボのアマチュアゴルファーのスイングですから、ご容赦ください。
良かったのは、肩を深く回したことだけではない
今回の感覚が良かった理由を「肩が深く回ったから」とだけ考えると、もっと左肩を入れようとしてしまいます。
しかし、重要なのは回転量そのものではないと思います。
私の場合は、左肩の位置を切り返しの合図にしたことで、バックスイングを途中で切り上げずに済みました。
トップの終点が明確になり、身体、腕、クラブのタイミングが揃いやすくなった。
その結果として、分厚いインパクトにつながったのではないでしょうか。
言い換えれば、「左肩を入れる」は身体の形を作る命令ではなく、「まだ切り返さない」というリズムの合図です。
ここを間違えると、肩を深く入れようとして身体が右へ流れたり、オーバースイングになったりする可能性があります。
あくまでも、切り返しを急がないための自分なりの合図として使うのが良さそうです。
後方と正面、どちらから撮影するのがいいのか
今回のラウンド動画は、主に後方から撮影していました。
後方からの映像は、クラブがどの方向へ上がり、どの方向へ抜けているかを確認するのに向いています。
一方、正面から撮影すると、体重移動、頭の左右への動き、肩の回転量、切り返しのタイミングなどが分かりやすくなります。
今回のテーマである「左肩が顎下に入るまで待つ」という動きを確認するなら、正面からの映像はかなり有効だと感じました。
できれば、後方と正面の両方から撮影するのが理想です。
ただし、毎回2方向から撮影するのは大変です。
クラブ軌道を確認したい日は後方、身体の動きや切り返しを確認したい日は正面というように、練習テーマに合わせて撮影方向を変えるのが現実的だと思います。
次のラウンドで確認することは3つだけ
練習場で良かった感覚が、そのままコースで再現できるとは限りません。
次のラウンドでは、スイングの形を細かく考えすぎず、次の3点だけを確認します。
1.バックスイングを急がず、左肩が顎下に入るまで切り返しを待つ
2.ナイスショットという結果だけでなく、芯に当たった音と厚い打感を記録する
3.ミスが出てもフェースを手で返そうとせず、同じテンポでもう一度振る
可能であれば、フェースに打点確認用のシールなどを使い、打点も残したいと思います。
映像では同じに見える3打でも、打点を確認すれば違いが見つかるかもしれません。
インドア練習では、クラブパス、フェース角、打点などの測定値も合わせると、今回の仮説をもう少し客観的に検証できます。
まとめ|ミスのたびにスイングを変えなくてもいい
ナイスショット、引っ掛け、大スライス。
結果だけを見れば、3回ともまったく違うスイングをしたように感じます。
しかし、動画をコマ送りで比べると、見た目は驚くほど同じでした。
今回の私に必要だったのは、大きなスイング改造ではなく、切り返しを急がないための分かりやすい合図だったのかもしれません。
「ゆっくり上げる。左肩が顎下に入る。そこから切り返す」
しばらくは、この一つだけを試してみます。
皆さんも、ナイスショットとミスショットを動画で並べてみると、意外なほど同じに見えるかもしれません。
ミスが出るたびに新しいスイング理論を探す前に、自分の切り返しのタイミングを比べてみてはいかがでしょうか。
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