フィッティングは「クラブへの信頼」を作るためにある?10年以上同じアイアンを使って思うこと

のぶたです。

いま「メタボのゴルフ」では、月に1度ですが、いろいろなメーカーのアイアンをレンタルして、実戦で試すという企画をやっています。

新しいクラブを握るのは、それだけで単純に楽しいものです。

「これは飛ぶかも」

「打感が柔らかい」

「ミスに強そう」

毎回、何かしらの発見があります。

ただ、レンタルクラブを何本か試しているうちに、ふとこんな疑問が頭に浮かびました。

「じゃあ、いま自分が使っているHONMAのTW757 Bを、本当に手放したいと思うアイアンは出てくるんだろうか?」

「良いクラブだな」と思うことと、「今のエースから乗り換えたい」と思うことは、実はイコールじゃないんじゃないか。

そんなことを考えているうちに、自分のこれまでのアイアン遍歴を振り返ることになりました。

三浦技研を10年半使っていた

私は2013年頃、三浦技研のアイアンに買い替えました。

このとき、フィッティングを受けています。

スペックの違う7番アイアンを何本も実際に打たせてもらい、その中から自分が「これは打ちやすい」と感じたものを選び、その結果をもとにクラブを組んでもらいました。

フィッターから一方的に「あなたにはこれです」と決められたわけではありません。

自分で打って、比較して、自分で選ぶ。

そんなフィッティングでした。

2018年には、このフィッティングについてブログでも記事を書いています。

当時すでに、フィッティングをして自分に合ったクラブを作ってもらってから、クラブを頻繁に買い替えなくなった、というようなことを書いていました。

そして結果的に、その三浦技研のアイアンを2023年12月まで、約10年半使い続けることになりました。

もちろん、「フィッティングをしたから10年以上使えた」と単純に因果関係を言い切るつもりはありません。

性能や打感が気に入っていたことも大きかったと思います。

ただ、今になって振り返ってみると、長く使えた理由のひとつに、

「これは自分で比較して、自分に合うと思って選んだクラブだから大丈夫」

という、クラブへの信頼感のようなものがあったんじゃないかと思うんです。

ミスしても、簡単にはクラブを疑わなかった

アマチュアなので、当然ミスはします。

調子の悪い時期だってありました。

それでも三浦技研を使っていたときは、

「そもそも、このアイアンが自分に合っていないんじゃないか?」

とは、あまり思わなかった気がします。

これ、考えてみると結構大きなことです。

調子が悪くなれば、

「このクラブ、自分には難しすぎるのかな」

「シャフトが合っていないんじゃないか」

「もっとやさしいアイアンならミスしないんじゃないか」

なんて考えが頭をよぎることもあります。

私もクラブには興味がありますし、新しいものを試すのも好きなので、そういうことをまったく考えなかったわけではありません。

それでも三浦技研を使っていたときは、クラブそのものを深刻に疑うことは少なかった。

自分でいろいろ打って比較して選んだクラブだから、

「まずは自分のスイングを疑ってみよう」

と思えたのかもしれません。

これが、この記事で言いたい「クラブへの信頼」です。

HONMAへの買い替えでもフィッティングをした

2023年12月、約10年半使った三浦技研から、HONMAのT//WORLD TW757 Bに買い替えました。

このときもフィッティングを受けています。

ここで大事なのは、フィッターから提案されたモデルを、そのまま購入したわけではないということです。

フィッティングでデータを取ってもらい、アドバイスを受けたうえで、ロフト構成や見た目、これまでの自分の距離感なども自分なりに考え、最終的にTW757 Bを選びました。

そして2026年の現在、TW757 Bも約3年使っています。

フィッティングは「正解を教えてもらう場所」じゃないのかもしれない

三浦技研とHONMA。

2回のフィッティング経験を振り返って、最近こんなふうに思うようになりました。

フィッティングというのは、「あなたにはこのクラブです」と正解を一方的に決めてもらう場所ではないのかもしれません。

実際に打つ。

比較する。

データを見る。

専門家の意見を聞く。

そのうえで、最後は自分で納得して選ぶ。

つまりフィッティングは、自分でクラブを選ぶための材料を増やしてもらう場所とも考えられるんじゃないでしょうか。

そして、そのプロセスを経て、「よし、このクラブでやっていこう」と自分自身が思えること。

それもフィッティングが生み出す、大きな価値のひとつなのかもしれません。

「クラブへの信頼」は数字には出てこない

飛距離、スピン量、打ち出し角などは、弾道計測器で数値化できます。

でも、「ミスしたときにも、すぐにクラブそのものを疑わなくて済む」という安心感のようなものは、どんな測定器にも表示されません。

数値には出てこないものですが、クラブを長く使ううえでは、これが意外と大きな要素なんじゃないかなと今回振り返っていて思いました。

フィッティングで最高の数字が出たから信頼する。

それだけではなく、自分で打って、比較して、納得して選んだ。

その過程そのものが、クラブへの信頼につながっているのかもしれません。

レンタルクラブ企画をしている今だからこそ思うこと

最新のアイアンを試すと、それぞれに良いところがあります。

「これは飛ぶ」

「これはやさしい」

「打感がいい」

今使っているTW757 Bより優れていると感じる部分が出てくることもあります。

でも今回この記事を書きながら気づいたのは、「良いクラブだ」と感じることと、「本当にエースを交代させたい」と思うことは別だということです。

三浦技研を約10年半。

HONMAを約3年。

改めて数字にしてみると、私は意外と「納得して選んだアイアンは長く使い続けるタイプ」なのかもしれません。

だとすると、いまやっているレンタルクラブ企画も、単純に「最新アイアンを試してみる企画」というだけではなくなってきます。

「約3年間使ってきたTW757 Bを超えて、本当にエースを交代したくなるアイアンが見つかるのか?」

そんな対決企画のようにも見えてきました(笑)。

今後いろいろなクラブを試して、本当に気になるモデルが出てきたら、改めてフィッティングを受けてデータを比較してみるのも面白そうです。

それは、また別の機会に。

まとめ

「フィッティングを受ければ、必ず自分にとって最高のクラブに出会える」

そんなことを言うつもりはありません。

それでも自分自身のアイアン遍歴を振り返ると、

三浦技研を約10年半。

HONMAを約3年。

どちらもフィッティングを経験し、そのうえで自分自身が納得して選んだクラブを、結果として長く使い続けてきました。

そう考えると、フィッティングの価値は、自分に合ったスペックを見つけることだけではないのかもしれません。

実際に打つ。

比較する。

データを見る。

専門家の意見を聞く。

そして最後は、自分で決める。

その過程を経ることで、「このクラブは自分に合っている」と信頼して使うための根拠ができる。

少なくとも私にとっては、それもフィッティングの大きな価値だったのではないかと、10年以上同じアイアンを使った今になって思います。

さて、レンタルクラブ企画でTW757 Bを超えるアイアンは、本当に出てくるのでしょうか(笑)。

それはまた、別の記事で。


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この記事を書いた人

1973年生まれのメタボゴルファー。
20代からゴルフをぽつぽつと続け、現在の平均スコアは86前後。ベストスコアは74。
70台が出る日もあれば、90台を叩いて「なんでやねん!」となる日もある。
そんな普通のアマチュアゴルファーが、ラウンド結果やゴルフあるある、クラブ・ゴルフギア、実際のラウンドデータをもとに、70台を安定して出せるゴルファーを目指す過程を綴っています。

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