のぶたです。
300ヤード以下のPAR4と聞くと、皆さんはどんな印象を持つでしょうか?
「距離が短いからパーを取りやすい」
「ティーショットを刻んでも十分にグリーンを狙える」
私もそう思っています。
ところが、2026年の38ラウンドを振り返ってみると、意外な結果が出てきました。
300ヤード以下のPAR4を41ホールプレーして、ダブルボギー以上が7回。
割合にすると17.1%。およそ6ホールに1回はダブルボギー以上を叩いている計算です。
しかも、その7ホールのスコアを合計すると、なんと50打。PAR28に対して22オーバーという結果でした。
なぜ、距離の短いPAR4でこれほど大叩きしてしまうのでしょうか?
今回は、実際のラウンド記録を1打ずつ振り返りながら、その原因を検証してみたいと思います。
300ヤード以下のPAR4は本当に簡単なのか?
まずは、2026年の38ラウンドで記録したPAR4の距離別スコアを見てみましょう。
| PAR4の距離 | ホール数 | 平均打数 | パー以下率 | ダボ以上率 |
|---|---|---|---|---|
| 300yd以下 | 41 | 4.71 | 61.0% | 17.1% |
| 301〜350yd | 135 | 4.63 | 51.1% | 12.6% |
| 351〜400yd | 157 | 4.92 | 38.2% | 22.9% |
| 401yd以上 | 50 | 5.22 | 32.0% | 26.0% |
注目したいのは、300ヤード以下と301〜350ヤードの比較です。
300ヤード以下のPAR4は、パー以下率が61.0%と最も高くなっています。
ところが、平均スコアは4.71打。301〜350ヤードの4.63打より悪いのです。
さらに、ダボ以上の発生率も17.1%と、301〜350ヤードの12.6%を上回っています。
パーを取れる確率は高いのに、平均スコアでは負けている。
つまり、短いホールでは良いスコアを出せている一方で、ときどき発生する大叩きが平均スコアを押し下げているのではないでしょうか。
そこで、実際にダボ以上を叩いた7ホールを詳しく調べてみました。
大叩きした7ホールの記録
| 日付 | ゴルフ場・ホール | 距離 | スコア | ラウンド |
|---|---|---|---|---|
| 1/1 | 勝浦GC・さつき3番 | 290yd | 8 | 102 |
| 3/1 | 勝浦GC・さつき3番 | 290yd | 8 | 87 |
| 3/16 | 鴨川CC・3番 | 285yd | 7 | 90 |
| 3/16 | 鴨川CC・12番 | 278yd | 6 | 90 |
| 4/17 | アバイディング・10番 | 281yd | 9 | 100 |
| 8/21 | 東京ベイサイド・IN5番 | 300yd | 6 | 81 |
| 10/19 | 南総ヒルズ・西8番 | 296yd | 6 | 87 |
こうして並べると、なかなか強烈な数字です。
特に注目したいのは、ラウンドスコアが81打や87打の日にもダブルボギー以上を叩いていること。
決して、調子が悪い日だけの問題ではありませんでした。
それでは、1ホールずつ振り返ってみます。
① 1月1日 勝浦ゴルフ倶楽部・さつき3番(290yd)
スコア:8打(+4)/ラウンド:102打
新年最初のラウンドで、いきなり大叩きです。
ティーショットは右に出てOB。
前進4打の位置から残り140ヤードを7番アイアンで狙いましたが、これも右に出てバンカーへ。
バンカーからの5打目はショートしてグリーンに乗らず、6打目のアプローチでようやくピンまで1m。
しかし、その1mのパットも外してしまい、結局8打となりました。
このホールは、ティーショットのOBだけが問題だったわけではありません。
前進4打からグリーンオンして2パットなら6打で終わっていたところ、バンカーショットの失敗と短いパットのミスが重なりました。
最初のOBから立て直せず、ミスを積み重ねてしまった典型的なケースです。
② 3月1日 勝浦ゴルフ倶楽部・さつき3番(290yd)
スコア:8打(+4)/ラウンド:87打
なんと、元日と同じホールで再び8打。
しかも、今回もティーショットは右OBでした。
月例競技だったため、前進4打ではなくティーイングエリアから打ち直し。
3打目は右寄りながらもセーフとなり、4打目は残り85ヤード。
54度のウェッジでグリーンを狙いましたが、これも右に出てグリーンを外します。
5打目のアプローチは狙いすぎてショート。6打目でも寄せきれず、最後は2パットで8打。
元日と同じホールで、同じ右OBからの大叩き。
ただし、この日のトータルスコアは87打でした。
仮にこのホールをダブルボギーで収めていれば85打。ボギーなら84打です。
たった1ホールの大叩きが、ラウンド全体のスコアにどれほど影響するのかを実感する結果でした。
③ 3月16日 鴨川カントリークラブ・3番(285yd)
スコア:7打(+3)/ラウンド:90打
このホールも、ティーショットが大きく右に出てOB。
前進4打から9番アイアンでグリーンを狙いましたが、今度は左に出てグリーンを外しました。
5打目のアプローチはピンまで3m。そこから2パットで7打です。
これで、ここまでの3ホールはすべてティーショットが右OB。
しかも、OB後のグリーンを狙うショットもすべてグリーンを外しています。
短いPAR4だからこそ、OBを打っても前進4打から何とかダブルボギーで収めたいところですが、なかなかそうはいきません。
このホールも、最初のOBとその後のグリーン外しがトリプルボギーにつながりました。
④ 3月16日 鴨川カントリークラブ・12番(278yd)
スコア:6打(+2)/ラウンド:90打
同じ日の12番ホールでは、まったく違う形でダブルボギーになりました。
ティーショットはユーティリティで良い当たり。
しかし、ボールが転がってバンカーへ入ってしまいます。
残り約100ヤードのバンカーショットは、50度のウェッジでうまくグリーンオン。
ここまでは悪くありません。
問題は、ここからでした。
カップまで約15mのロングパットが残り、なんと4パット。
2オンしていたにもかかわらず、結果は6打のダブルボギーです。
2パットならパー。3パットでもボギーだったところを、4パットでダボ。
ティーショットもセカンドショットも大きな失敗をしていないのに、パッティングだけで2打を失ったホールでした。
短いPAR4の落とし穴は、OBだけではないことがよくわかります。
⑤ 4月17日 アバイディングクラブ ゴルフソサエティ・10番(281yd)
スコア:9打(+5)/ラウンド:100打
今回の7ホールで、最も大叩きしたのがこのホールです。
ティーショットはユーティリティを使用。
やや右に出たものの、ラフで止まりました。
残り95ヤード。50度のウェッジでグリーンを狙います。
ところが、このセカンドショットが右OB。
打ち直しとなる4打目も、同じように50度で打ったところ、再び右へ出てOB。
さらに、6打目の打ち直しはダフリ。
7打目、残り70ヤードからようやくグリーンオンしましたが、3mのパットを外して2パット。
結果は9打です。
このホールで印象的なのは、残り95ヤードから2回連続で右OBを打ったこと。
最初のOBの後も、特別な修正をしたわけではありません。
ショートアイアンですから、普通に打てば問題ないと思って、同じように打ったのです。
しかし、結果は同じ右OB。
ドライバーでOBを打つことはあっても、残り100ヤードを切った位置から2回もOBを打つとは……。
短い距離だから安全という考えが、必ずしも正しくないことを痛感したホールでした。
⑥ 8月21日 東京ベイサイドゴルフコース・IN5番(300yd)
スコア:6打(+2)/ラウンド:81打
この日はトータル81打のナイスラウンド。
それでも、300ヤードのPAR4でダブルボギーを叩いていました。
ティーショットは18度のユーティリティでフェアウェイをキープ。
残り109ヤードから50度のウェッジでグリーンを狙いましたが、トップしてバンカーへ。
ただし、バンカーからの3打目はナイスショット。
ピンまで3mに寄せることができました。
ここから1パットならパー、2パットならボギー。
ところが、まさかの3パット。
結果はダブルボギーでした。
このホールも、ティーショットは成功しています。
セカンドショットでミスをしたものの、バンカーから3mに寄せてリカバリーできたはずでした。
良いショットで取り戻したチャンスを、パッティングで逃してしまったケースです。
81打で回れた日でも、こうした取りこぼしがあるのですから、ゴルフは本当に難しいものです。
⑦ 10月19日 南総ヒルズカントリークラブ・西8番(296yd)
スコア:6打(+2)/ラウンド:87打
最後は、南総ヒルズの296ヤードの打ち下ろしPAR4です。
ティーショットは右に出てOB。
打ち直しの3打目も右に出ましたが、こちらはラフでセーフ。
4打目は残り80ヤード。
ここからグリーンを狙いましたが、グリーンに乗せることができませんでした。
5打目のアプローチでピンまで2.5mに寄せ、最後は何とかパットを沈めてダブルボギー。
このホールも、最初の右OBが大きく響いています。
ただし、最後の2.5mを沈めてダブルボギーで止められたのは救いでした。
それでも、80ヤードからグリーンを捉えられなかったことは反省材料です。
7ホールを分析してわかった3つの原因
ここまでの7ホールを振り返ると、大叩きにつながった原因が見えてきました。
原因① 右へのOBが圧倒的に多い
今回の7ホールのうち、OBが発生したのは5ホール。
OBの回数は合計6回で、すべて右方向でした。
そのうち、ティーショットでの右OBが4ホール。
特に勝浦ゴルフ倶楽部のさつき3番では、2回とも右OBから8打を叩いています。
そして、アバイディングでは50度のウェッジで2回連続右OB。
ここまで右へのOBが続いている以上、単なる偶然として片づけるわけにはいきません。
ただし、右OBの原因がすべて同じスイングの問題だったとは限りません。
ティーショットとウェッジでは状況も違います。
それでも、右方向へのミスが大叩きの大きな要因になっていることは間違いなさそうです。
原因② 100ヤード前後からのショットで取りこぼしている
短いPAR4なら、ティーショットをある程度運べれば、残りはショートアイアンやウェッジで十分に狙えます。
ところが、今回の記録では、その短い距離からのミスが目立ちました。
- 勝浦では85ヤードから54度で右へ外す
- アバイディングでは95ヤードから50度で2回連続OB
- 東京ベイサイドでは109ヤードから50度でトップ
- 南総ヒルズでは80ヤードからグリーンを外す
こうして並べてみると、100ヤード前後からのショットが必ずしも安定していないことがわかります。
もちろん、これらは大叩きしたホールだけを取り出した結果です。普段の100ヤード前後の成功率まで悪いと断定することはできません。
それでも、短いPAR4でスコアをまとめるためには、残り100ヤード前後から確実にグリーンを捉えることが重要だと感じます。
原因③ パッティングでも大きくスコアを失っている
今回の7ホールでは、4パットが1回、3パットが1回ありました。
鴨川では2オンしていながら4パット。
東京ベイサイドではバンカーから3mに寄せた後に3パット。
この2ホールだけでも、2パットで収めた場合と比べて3打を失っています。
さらに、元日の勝浦では1mのパットも外しています。
短いPAR4でグリーンに乗せることができても、最後のパットまで気を抜けないということですね。
大叩きは調子が悪い日だけに起こるわけではない
今回、もう一つ気づいたことがあります。
それは、ラウンド全体のスコアと、短いPAR4での大叩きが必ずしも一致しないことです。
1月1日は102打、4月17日は100打。
確かに、全体的にスコアが悪かった日にも大叩きしています。
しかし、3月1日は87打、8月21日は81打でした。
特に81打の日に300ヤードのPAR4でダブルボギーを叩いていたことは、改めて考えさせられます。
仮にそのホールをパーで終えていれば79打。
もちろん結果論ですが、こうした1ホールの取りこぼしが、80台と70台の境目になることもあるのでしょう。
好調なラウンドでも、たった1ホールのミスでスコアは大きく変わってしまう。
これもゴルフの難しさだと思います。
短いPAR4で大叩きを防ぐには?
今回の検証から、今後のラウンドでは3つのことを意識したいと思います。
1. ティーショットは飛距離よりもOBを避けること
短いPAR4だからといって、無理に距離を稼ぐ必要はありません。
ただし、ユーティリティを使えば必ず安全というわけでもありません。
自分が最も確実にフェアウェイ付近へ運べるクラブを選び、特に右OBを避けることを優先したいと思います。
2. 残り100ヤード前後を軽く考えないこと
ショートアイアンだから簡単、ウェッジだから乗って当然。
そんな気持ちがどこかにあるのかもしれません。
残り80〜110ヤードでも、1打は1打。
グリーンのどこを狙うのか、外してはいけない方向はどこなのかを考え、丁寧に打つことが必要だと思います。
3. ミスをした後こそ、次の1打を大切にすること
今回の7ホールでは、最初のミスだけでなく、その後のミスが重なったケースが目立ちました。
OBを打っても、次のショットでグリーンに乗せられればダブルボギーで収められる可能性があります。
無理に取り返そうとするのではなく、まずはそれ以上の失点を防ぐこと。
そして、グリーン上でも最後まで集中すること。
これが大叩きを減らすために必要なのだと思います。
まとめ|短いPAR4ほど簡単とは限らない
今回、300ヤード以下のPAR4でダブルボギー以上を叩いた7ホールを検証してみました。
結果は、7ホール合計50打、22オーバー。
そのうち5ホールでOBが発生し、合計6回のOBはすべて右方向でした。
さらに、100ヤード前後からのショットミスや、3パット、4パットも大叩きにつながっていました。
振り返ってみると、短いPAR4だからといって、特別なことをする必要はないのかもしれません。
ティーショットを安全な場所に運ぶ。
残り100ヤード前後から丁寧にグリーンを狙う。
そして、最後まで集中してパットを打つ。
当たり前のことですが、その当たり前ができなかったときに、大叩きが生まれているように感じます。
300ヤード以下のPAR4では、61.0%の確率でパー以下を記録しています。
つまり、決して苦手な距離というわけではありません。
それでも、約6ホールに1回はダブルボギー以上を叩いている。
パーを増やすことも大切ですが、それ以上に大叩きを減らすことが、平均スコアを改善する近道なのかもしれません。
次に300ヤード以下のPAR4に立ったときは、今回の7ホールを思い出して、もう少し慎重にプレーしてみようと思います。
皆さんは、短いPAR4で思わぬ大叩きをした経験はありませんか?
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