のぶたです。
「1ラウンドで何ホールくらいパーオンしていますか?」と聞かれたら、皆さんはどのくらいをイメージするでしょうか。
平均スコア86前後で回っている私の場合、パーオンできているのは18ホール中およそ6ホールです。
裏を返せば、残りの約12ホールはグリーンを外しながらスコアを作っていることになります。
「平均86でも、そんなものなのか」と感じる方もいれば、「自分も同じくらい」と思う方もいるかもしれません。
では、その約6ホールのパーオンを、私はどのクラブで決めているのでしょうか。
今回は、実際にパーオンしたホールを一つずつ振り返り、グリーンへ乗せた最後のショットで使ったクラブを集計してみました。
結果は、正直なところ少し予想と違っていました。
今回の集計条件
対象にしたのは、2026年3月1日から8月24日までの24ラウンド、合計432ホールです。
このうちパーオンできたのは142ホールでした。
- パーオン数:142ホール
- パーオン率:32.9%
- 1ラウンド平均:5.9ホール
パーオンの定義は、Par3なら1打目、Par4なら2打目まで、Par5なら3打目までにグリーンへ乗せた場合としています。規定打数より早くグリーンへ乗った場合も含めました。
今回集計したのは、パーオンを決めた最後のショットで使用したクラブです。
対象期間を3月1日以降に絞ったのには理由があります。
私は2026年2月にウェッジ構成を見直し、それまでのPW・52度・58度という組み合わせから、50度・54度・58度の3本体制へ変更しました。
新しいウェッジを実戦投入したのが、3月1日に行われた勝浦ゴルフ倶楽部の月例競技です。
クラブ構成の条件をそろえるため、今回は現在のウェッジ構成になってからのラウンドだけを対象にしました。
集計前はウェッジが上位を占めると予想
集計を始める前は、PW、50度、54度、58度といった短いクラブが上位を占めるだろうと考えていました。
残り距離が短いほどグリーンを狙いやすいので、ウェッジ類によるパーオンが多くなるのは当然だろう、という予想です。
結論から言えば、この予想は半分当たって、半分外れました。
短いクラブによるパーオンが多いという予想は合っていました。しかし、単独1位になったのはウェッジではありませんでした。
まずは、クラブ別の結果を見てみます。
パーオン142回のクラブ別集計
| クラブ | パーオン回数 | 全パーオンに占める割合 | 平均残り距離 |
|---|---|---|---|
| Dr | 1回 | 0.7% | 216.0ヤード |
| 18UT | 0回 | 0.0% | ― |
| 21UT | 3回 | 2.1% | 192.0ヤード |
| 26UT | 11回 | 7.7% | 176.4ヤード |
| 5I | 1回 | 0.7% | 160.0ヤード |
| 6I | 9回 | 6.3% | 154.7ヤード |
| 7I | 9回 | 6.3% | 146.9ヤード |
| 8I | 12回 | 8.5% | 138.7ヤード |
| 9I | 27回 | 19.0% | 121.2ヤード |
| PW | 11回 | 7.7% | 100.9ヤード |
| 50度 | 19回 | 13.4% | 97.6ヤード |
| 54度 | 17回 | 12.0% | 75.4ヤード |
| 58度 | 22回 | 15.5% | 52.7ヤード |
| 合計 | 142回 | 100.0% | 112.3ヤード |
最も多かったのは9番アイアン
単独トップは、9番アイアンでした。
パーオン回数は27回。全142回の19.0%を占めています。
つまり、約5回に1回のパーオンを9番アイアンで決めていたことになります。パーオンしたときの平均残り距離は121.2ヤードでした。
正直、50度や58度などのウェッジが単独トップになると思っていたので、これは予想外の結果でした。
ただし、誤解のないように書いておくと、9番アイアンでパーオンを狙った総回数までは集計していません。
今回分かるのは、9番アイアンの成功率が最も高いということではなく、パーオンを決めたクラブとして、9番アイアンが最も多く登場したということです。
それでも、平均スコア86前後の私にとって、残り120ヤード前後がパーオンを取りやすい重要な距離になっていることは間違いなさそうです。
ウェッジ3本で全パーオンの40.8%
単独1位は9番アイアンでしたが、集計前に予想していたウェッジも、やはり大きな役割を果たしていました。
50度・54度・58度の3本を合計すると、パーオンは58回。全142回の40.8%です。
内訳は次のようになりました。
| クラブ | パーオン回数 | 平均残り距離 |
|---|---|---|
| 50度 | 19回 | 97.6ヤード |
| 54度 | 17回 | 75.4ヤード |
| 58度 | 22回 | 52.7ヤード |
| 合計 | 58回 | ― |
3本のパーオン回数に極端な偏りはなく、平均残り距離もそれぞれ分かれています。
50度は100ヤード前後、54度は75ヤード前後、58度は50ヤード前後。私の場合、現在の3本が異なる距離を担当し、それぞれパーオンに貢献している様子が数字にも表れていました。
2026年3月から採用した50度・54度・58度という構成は、少なくとも現在の私のゴルフには合っているように感じます。
ただし、今回はウェッジを変更する前のデータと比較していません。
そのため、「ウェッジを変えたことでパーオンが増えた」とまでは断定できません。あくまで、現在の構成でどのように3本を使えているかが見えた結果です。
26度UTがPWと同じ11回
もう一つ興味深かったのが、26度UTとPWのパーオン回数です。
どちらも11回で並んでいました。
しかし、パーオンしたときの平均残り距離は大きく違います。
- PW:100.9ヤード
- 26度UT:176.4ヤード
担当する距離が約75ヤードも違う2本が、同じ回数だけパーオンしていました。
26度UTは決して使用頻度の高いクラブではありません。それでも、長めのPar3や距離の残ったPar4などで、実際にグリーンを捉えるクラブとしてしっかり働いていました。
クラブの価値を使用回数だけで判断してはいけないことが、この数字からも分かります。
出番が少なくても、そのクラブにしか担当できない距離で結果を出していれば、バッグへ入れておく意味は十分にあります。
アイアンは実戦でも番手順の距離になっていた
パーオンしたときの平均残り距離を、アイアンの番手順に並べると次のようになります。
| クラブ | パーオン回数 | 平均残り距離 |
|---|---|---|
| 5I | 1回 | 160.0ヤード |
| 6I | 9回 | 154.7ヤード |
| 7I | 9回 | 146.9ヤード |
| 8I | 12回 | 138.7ヤード |
| 9I | 27回 | 121.2ヤード |
| PW | 11回 | 100.9ヤード |
5番アイアンは1回だけなので参考程度ですが、全体としては番手が短くなるにつれて平均残り距離も短くなっています。
これは各クラブの純粋な飛距離を測定したものではありません。
クラブごとにサンプル数が違い、風、傾斜、ライ、打ち上げや打ち下ろし、コントロールショットなども混在しています。番手間の距離差も均等ではありません。
それでも、実際のラウンドでパーオンできたショットを集計した結果、クラブの順番と平均残り距離が逆転していなかったのは興味深いところです。
練習場で測った飛距離ではなく、コース上でも各番手をおおむね距離に応じて使い分けられていたことが分かりました。
使用頻度とパーオン回数は一致しなかった
以前、直近10ラウンドのパターを除く499ショットについて、クラブ別の使用頻度を調べました。
そのときの主な結果は次のとおりです。
- ドライバー:128回で1位
- 58度:96回で2位
- 21度UT:57回で3位
- PW:41回で4位
- 50度:30回で5位
- 54度:29回で6位
- 7I:26回で7位
- 9I:25回で8位
- 8I:22回で9位
- 6I:20回で10位
- 26度UT:16回で11位
今回のパーオン集計と比べると、9番アイアンは使用頻度では8位でしたが、パーオン回数では1位でした。
26度UTも使用頻度は11位でしたが、パーオン回数ではPWと同じ11回を記録しています。
反対に、21度UTは使用頻度3位でしたが、パーオンを決めたクラブとして登場したのは3回です。
ただし、この二つの集計を単純に割り算することはできません。
使用頻度は直近10ラウンド、パーオン回数は3月以降の24ラウンドが対象で、そもそも集計期間が異なります。
さらに、クラブによって使用目的も違います。
21度UTは、ロングホールのセカンドでグリーン近くまで前進させ、次のウェッジショットを打ちやすくするためにも使っています。
そのショット自体はパーオンとして記録されませんが、その後のパーオンにつながる重要な一打です。
PWは100ヤード前後からグリーンを狙うだけでなく、グリーン周りから転がすアプローチにも使います。
58度も同様に、短い距離からパーオンを狙うショットと、グリーンを外した後のアプローチの両方で数多く登場します。
今回の比較から言えるのは、成功率の高低ではありません。
よく使うクラブと、実際にパーオンを決めているクラブは、必ずしも同じではないということです。
使用頻度とパーオン回数の違いには、それぞれのクラブに任せている役割が表れているように感じました。
私のクラブの役割を整理すると、次のようになります。
- 9I:直接グリーンを狙い、パーオンを取る中心的なクラブ
- 26度UT:出番は少なくても、長い距離から直接パーオンを取れるクラブ
- 21度UT:ロングホールのセカンドなどで、次を狙いやすい距離まで運ぶクラブ
- PW:100ヤード前後のショットと、グリーン周りの転がしを担当
- 50度・54度:主に短い距離からパーオンを狙うクラブ
- 58度:短い距離からのパーオンと、グリーンを外した後のアプローチを担当
パーオン回数だけでクラブの価値を判断できないことも、今回あらためて分かりました。
パーオンを最も多く決めていたのは9番アイアン
今回の集計結果をまとめると、主な発見は次の3点です。
- 最も多くパーオンを決めていたのは9番アイアンで、27回、全体の19.0%
- 50度・54度・58度のウェッジ3本では合計58回、全体の40.8%
- 26度UTは、PWと同じ11回のパーオンを記録
「短いクラブが多いだろう」という予想自体は、ウェッジ3本で全体の約4割という結果を見る限り、間違ってはいませんでした。
しかし、単独1位が9番アイアンだったことは、集計するまで気づかなかった発見です。
バッグに入っているクラブの使用回数は何となく把握していても、どのクラブが実際にパーオンへつながっているかまでは、意外と分からないものです。
皆さんは、自分がどのクラブでパーオンしているか把握していますか。
一番自信があるクラブと、実際に最も多くパーオンを取っているクラブは、意外と違うかもしれません。
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