のぶたです。
パーオンした方がスコアが良くなる。これは調べるまでもなく当たり前の話です。
私自身もラウンドごとのパーオン率は記録していて、パーオンが増えたラウンドはスコアが良くなる傾向があることも感じています。
ただ今回気になったのは、ラウンド単位の話ではありません。
「パーオンしたホールと、しなかったホール。実際には平均で何打くらい違うんだろう?」という、もっと単純な疑問です。
分かっているようで、自分の数字で確かめたことはなかったので、2026年にラウンドした31ラウンド、全558ホールを調べてみました。
1.2026年31ラウンド、558ホールを調べてみた
まず全体の結果です。
- 2026年31ラウンド/全558ホール
- パーオン:183ホール(パーオン率32.8%)
- 非パーオン:375ホール
平均スコアは、
- パーオンしたホール:4.09打
- パーオンしなかったホール:5.12打
単純平均で約1.03打差でした。
ただし、この4.09と5.12にはPar3・Par4・Par5が混在しています。
Parが違えば当然打数も変わるので、単純な平均打数だけで比較するのは少し乱暴です。
そこで、各ホールのParに対して何打オーバーだったかという「Par比」で比較し直してみることにしました。
2.Par別に分けたら、意外な差が出た
| Par | パーオン時Par比 | 非パーオン時Par比 | 差 |
|---|---|---|---|
| Par3 | +0.16 | +0.83 | 約0.66打 |
| Par4 | +0.03 | +1.18 | 約1.15打 |
| Par5 | +0.04 | +1.34 | 約1.30打 |
※丸めの関係で表示上の差と計算値にわずかなズレが出ることがあります。
これを見て素直に驚いたのが、Par4・Par5では1打以上の差があるのに、Par3だけ0.66打しか違わないという点です。
パーオンした方がスコアが良いこと自体は予想どおりでした。
でも、その差がPar3・Par4・Par5で同じではなかった。特にPar3だけ明らかに差が小さい。
「なぜPar3だけ差が小さいんだろう?」
ここからもう一段、データを掘り下げてみることにしました。
3.Par3はパーオンしなくても平均3.83だった
2026年のPar3は124ホールありました。
- パーオン:43ホール/平均スコア3.16
- 非パーオン:81ホール/平均スコア3.83
非パーオン81ホールの内訳は、
- バーディ:1
- パー:27
- ボギー:43
- ダブルボギー:5
- トリプルボギー以上:5
つまり、バーディ+パーで28ホール。
81ホール中28ホールなので、34.6%。約3回に1回以上は、パーオンできなくてもパー以上で上がっていたことになります。
正直、パーオンできなかったホールはもっとスコアが悪いというイメージを持っていたので、この数字は意外でした。
Par3でグリーンを外しても、そこからアプローチして2パットならボギー、寄せられればパー、という展開は珍しくありません。
つまりPar3の「非パーオン」は、必ずしも大きなトラブルを意味しないのではないか、と感じました。
とはいえ、これは「Par3はパーオンしなくてもいい」という話ではありません。
パーオンした方がスコアが良いのは事実で、あくまで非パーオンの中身を見てみたらこうだった、という話です。
4.なぜPar4・Par5は差が大きいのか?
一方、Par4・Par5の「非パーオン」には、いろいろなケースが混ざっています。
- ティーショットは問題なく、セカンドが少しグリーンを外れた
- ティーショットをラフへ曲げた
- 林へ入れて一度出した
- OBを打った
- ワンペナになった
- セカンドで大きなミスをした
これらはすべて、最終的には「非パーオン」として同じように集計されます。
Par5ならグリーンを狙うまでのショット数も多いため、その途中ですでにミスが発生しているケースも「非パーオン」の中に含まれます。
そこで、「Par4・Par5の非パーオン時の平均スコアが悪いのは、パーオンできなかったこと自体だけでなく、その途中にOBやワンペナが発生したホールが含まれているからではないか」と考えました。
5.OB・ペナルティがあったホールを除いて、もう一度調べてみた
そこで「非パーオンだったホール」から、OB・ペナルティが記録されているホールを除外して再集計してみました。
| Par | 非パーオン全体 | OB・ペナなし |
|---|---|---|
| Par3 | +0.83 | +0.70 |
| Par4 | +1.18 | +0.87 |
| Par5 | +1.34 | +0.95 |
内訳は以下の通りです。
Par3は、非パーオン81ホール中、OB・ペナなしが76ホール、OB・ペナありが5ホール。OB・ペナを除くとPar比は+0.83から+0.70となり、約0.13打改善しました。
Par4は、非パーオン220ホール中、OB・ペナなしが187ホール、OB・ペナありが33ホール。Par比は+1.18から+0.87となり、約0.32打改善。OB・ペナがあった33ホールだけを見ると、平均Par比は約+2.97でした。
Par5は、非パーオン74ホール中、OB・ペナなしが59ホール、OB・ペナありが15ホール。Par比は+1.34から+0.95となり、約0.39打改善。OB・ペナがあった15ホールだけの平均Par比は約+2.87でした。
OB・ペナルティを除外すると、非パーオン時のPar比は、
- Par3:+0.70
- Par4:+0.87
- Par5:+0.95
となりました。
最初の+0.83/+1.18/+1.34と比べると、Par3・Par4・Par5の差がかなり小さくなっています。
Par4・Par5で非パーオン時の数字を押し上げていた要因のひとつとして、OB・ペナルティを伴うホールの存在がそれなりに大きかったことが見えてきます。
ただし、Par4・Par5で差が大きかった原因がすべてOB・ペナルティだったとは言い切れません。
OB・ペナルティを除いても、Par3で+0.70、Par4で+0.87、Par5で+0.95という違いは残っています。
あくまで、OB・ペナルティがPar4・Par5の非パーオン時の平均を悪化させていた要因のひとつと考えられる、というところでしょう。
6.同じ「非パーオン」でも中身は全然違う
たとえばPar5で、
ティーショット成功
↓
セカンドもまずまず
↓
3打目がグリーン横
これも「非パーオン」です。
一方で、
ティーショットOB
↓
打ち直し
↓
その後もグリーンに乗らない
これもデータ上は同じ「非パーオン」として記録されます。
でも、この2つを同じものとして考えるのはさすがに無理があります。
「パーオンできなかった」という結果だけを見ても、「なぜパーオンできなかったのか」までは分かりません。
ここが今回データを調べて感じた大きなポイントです。
「パーオンできなかったからスコアが悪くなった」と単純に考えるのではなく、場合によっては「OBやワンペナなどのミスがあった結果、パーオンできず、スコアも悪くなった」というケースもあるはずです。
パーオンの有無とスコアだけでは、そのホールで何が起きていたのかまでは分からないということですね。
7.Par3は「どこに外したか」も重要なのかもしれない
Par3の非パーオン81ホールで平均3.83、34.6%がパー以上だったという結果から感じたのは、Par3では「パーオンしたか、しなかったか」だけでなく、「どこへ外したか」も重要なのではないかということです。
花道や広いグリーンサイド、寄せやすいラフなどであれば、グリーンを外してもパーの可能性は十分あります。
逆に深いバンカーやショートサイド、池、OBなどへ外せば、当然スコアは悪くなりやすいはずです。
そう考えると、「Par3だから何が何でもグリーンに乗せる」というより、「パーオンを狙いつつ、外したときに大きなトラブルにならない場所も考えておく」という発想の方が、アマチュアのコースマネジメントとしては現実的なのかもしれません。
ただ、今回のデータでは「グリーンをどちら側へ外したか」までは集計していません。
「安全サイドへ外したから平均3.83だった」と断定はできないので、ここは今後もう少し調べてみたいところです。
8.もちろん、パーオンできるならそれに越したことはない
念のため書いておくと、パーオン時の平均スコアは、
- Par3:3.16
- Par4:4.03
- Par5:5.04
と、どのParでもほぼパーでした。
パーオンできるなら、それに越したことはありません。これは大前提です。
今回面白かったのは「パーオンが重要かどうか」ではなく、「パーオンしたホールとしなかったホールのスコア差がParによって違ったこと」です。
そして、その理由をもう一段掘り下げてみると、OB・ペナルティの影響も見えてきました。
まとめ
最初の問い、「パーオンしたホールとしていないホール、平均スコアは何打違う?」に戻ります。
2026年31ラウンド、558ホールでは、パーオンしたホールが平均4.09、非パーオンが平均5.12。
単純平均で約1.03打差でした。
しかしPar別に見ると、
- Par3:約0.66打差
- Par4:約1.15打差
- Par5:約1.30打差
と、かなり違いがありました。
特に意外だったのがPar3です。
パーオンできなかった81ホールでも平均3.83で、34.6%はパー以上でした。
「なぜPar3だけ差が小さいのか」と考え、OB・ペナルティを除外してみると、非パーオン時のPar比はPar3が+0.70、Par4が+0.87、Par5が+0.95まで近づきました。
パーオンした方がスコアが良い。これは調べる前から分かっていたことです。
でも、自分の558ホールを調べて面白かったのは、その差がPar3・Par4・Par5で同じではなかったことでした。
そして今回もうひとつ感じたのは、「パーオンできなかった」という数字だけでは、そのホールで何が起きていたのかまでは分からないということです。
単純にグリーンを外したのか。それとも、その前にOBやワンペナがあったのか。
パーオン率という数字だけを見るのではなく、「なぜパーオンできなかったのか」まで見ていくと、自分のゴルフがもう少し見えてくるのかもしれません。
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