のぶたです。
大叩きした直後のホール、ティーイングエリアに立つと、頭の中で謎の使命感が湧いてきませんか。
「よし、ここで取り返す」
さっきのダブルボギーやトリプルボギーをなかったことにするかのように、ナイスショットを打とうと変に力んでしまう。
私にも身に覚えがあります。というか、20代・30代の頃は、ほぼ毎回これだったような気がします。
ただ、最近の自分を振り返ると、大叩きした次のホールでは、むしろ逆のことを考えています。
「このホールはボギーでいい」
取り返そうとしていないんです。
以前、「大叩きした次のホールは実際どれくらい荒れているのか」を自分のラウンドデータで検証した記事を書きました。
その結果、大叩きした次のホールの平均は+1.07。
つまり、ほぼボギーでした。
今回は、その数字がなぜそうなっているのか、自分がラウンド中に何を考えているのかを振り返りながら考えてみます。
バウンスバックはしていない
プロゴルフの世界では「バウンスバック」という言葉を聞くことがあります。
ボギーなどでスコアを落とした直後にバーディーを奪い返す。
格好いいですよね。
ただ、私はアベレージ86のアマチュアゴルファーです。
大叩きした次のホールでバーディーを取って、前のホールのスコアを取り返そうなんて、ほとんど考えていません。
理由は単純です。
全ホールをボギーで回れば90。
そこから4ホールをパーにすれば86です。
もちろん実際のラウンドでは、バーディーもあればダボもトリもあるので、こんなにきれいにはいきません。
それでも、アベレージ86の私にとって、ボギーは決して致命的なスコアではありません。
大叩きした次のホールでボギーに戻せれば、とりあえず大叩きの連鎖は止められます。
前のホールで失った打数を、次の1ホールだけで取り返す必要はありません。
私が大切だと思っているのは、取り返すことよりも、大叩きを連続させないことです。
パーを諦めるのではなく、ボギーを許容する
ここは少し誤解されそうですが、「次のホールはボギーを狙ってプレーする」という意味ではありません。
パーが取れそうなら、もちろんパーを取りにいきます。
バーディーチャンスが来れば、当然バーディーも狙います。
正確に言うなら、「パーを諦める」のではなく「ボギーを許容する」という感覚です。
ボギーという着地点を最初から許容しておくことで、無理なショットや無理なリカバリーが減る。
結果として、それが大叩きの連鎖を防いでいるのではないか。
以前調べた+1.07という数字を見て、そんなことを考えるようになりました。
「メンタルが強いから大叩きを引きずらない」なんて格好いい話ではありません。
単純に、次のホールでは目標を少し緩めているだけです。
PAR4で実際に何を考えているか
では、大叩きした次のホールがPAR4だった場合、実際に私がどんなことを考えているのか。
ティーショットから順番に振り返ってみます。
ティーショット:飛ばしにいかない
ドライバーを持つ場面でも、飛距離を出そうとは考えません。
「さっき大叩きしたから、ここでナイスショットを打って取り返したい」
そんな気持ちでドライバーを振り回す方が、私の場合は危険です。
一番意識しているのは、セカンドショットが普通に打てる場所にボールを置くこと。
フェアウェイのど真ん中である必要もありません。
多少ラフでも、次のショットが普通に打てればOK。
大叩きした直後にOBや林へ打ち込んで、また新しいピンチを作ることだけは避けたい。
飛距離よりも、まずは次のショットが打てる場所。
ここを強く意識しています。
セカンドショット:狙うけど、絶対条件にしない
グリーンを狙える距離なら、もちろん普通にグリーンを狙います。
残り100ヤードくらいなら、「ボギーでいいから」と消極的に打つことはありません。
普通にグリーンオンを狙います。
一方、ある程度距離が残っている場合は、「絶対にパーオンさせなければ」とは考えません。
もちろん狙いはグリーンです。
ただ、
乗らなくてもグリーン周りまで行けば十分。
そのくらいの気持ちで打っています。
狙えるものは普通に狙う。
でも、成功を絶対条件にはしない。
この違いは、私の中では結構大きいです。
アプローチ:寄せワンは目標であって義務ではない
セカンドショットでグリーンを外したら、当然、寄せワンのパーを狙います。
寄ってくれれば最高です。
ただし、「絶対に寄せてパーを取らなければ」とは考えません。
難しいアプローチから無理にピンを狙って、大きくオーバーしたり、逆にショートしたりして、さらにミスを重ねる方が怖い。
寄ればパー。
多少寄らなくても、そこから2パットでボギーならOK。
大叩きした次のホールでは、そのくらいの余裕を持ってアプローチするようにしています。
パッティング:チャンスなら普通に狙う
パッティングまで来ると、考え方は少し変わります。
たとえば3mのバーディーパットが残ったら、当然バーディーを狙います。
大叩きした次のホールだからといって、ここで消極的になる理由はありません。
一方、15mのバーディーパットが残ったなら、話は別です。
もちろん入れば最高ですが、まず考えるのはしっかり距離を合わせて2パットで収めること。
ここまでの考え方をまとめると、取れるスコアは取りにいく。でも、前のホールの分まで取り返そうとはしない。
これが一番近い表現だと思います。
大叩きの次は、まず連鎖を止めたい
改めて振り返ると、今回書きたかったのは「大叩きの次はボギーを狙え」という話ではありません。
パーを狙える場面ではパーを狙いますし、バーディーチャンスが来ればバーディーも狙います。
ただ、「ボギーを打ってもいい」という余裕をティーイングエリアに立った時点で持っておく。
それによって、ティーショットで飛ばそうとしなくなり、セカンドで無理にパーオンさせようとしなくなり、アプローチでも無理な寄せワンを狙わなくなる。
その積み重ねが、過去のラウンドデータで出た+1.07という数字につながっているのかもしれません。
大叩きした直後に一番避けたいのは、パーやバーディーを逃すことではありません。
次のホールでも大叩きすること。
前のホールでやってしまったものは、もう仕方ありません。
パーなら最高。
でも、ボギーでもいい。
まずはいつものゴルフに戻す。
アベレージ86の私にとっては、それくらいがちょうどいいのだと思います。
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