のぶたです。
練習場に行くと、つい手が伸びるのはドライバーです。
気持ちよく振り抜けたときの音や、ボールが遠くへ飛んでいく感覚は、何回味わっても気持ちがいいものです。
気づけばドライバーばかり打ち、あっという間に持ち球がなくなっていることもあります。
しかし、ラウンド後にスコアを振り返っていると、ふと疑問に思うことがあります。
自分が一番打数を失っているのは、本当にドライバーなのでしょうか。
練習場で一番打ちたいクラブと、スコアを縮めるために一番練習すべきクラブは、実は別なのかもしれません。
今回は、限られた練習時間をどこに使えばスコアを縮められるのか、100切り・90切り・80切りというレベル別に考えてみます。
結論|一つだけ選ぶならアプローチを練習する
先に結論から書いておきます。
もし「一つだけ練習していい」と言われたら、私はアプローチを選びます。
理由は、主に次の4つです。
- ほとんどのラウンドで使う機会がある
- ミスをすると、そのまま1打、2打と増えやすい
- 練習によって再現性を高めやすい
- 大きな飛距離を必要とせず、年齢を重ねても改善を目指せる
最近のラウンドを振り返っても、アプローチが寄らず、パーを拾える場面でボギーにしてしまうことが少なくありません。
グリーンに乗せるところまではできても、カップから遠い場所に乗っただけでは、寄せワンの可能性は低くなります。
だからといって、最初からアプローチ練習の目標を「寄せワンを量産すること」にする必要はないと思っています。
まずは、一度でグリーンに乗せること。
次に、できるだけ2パットで収められる場所へ運ぶこと。
その先に、1パット圏内へ寄せる技術があります。
段階を飛ばさずに取り組む方が、結果的にはスコアアップへの近道になるはずです。
アプローチとパターなら、どちらを優先する?
アプローチとパターは、どちらもスコアに直結する大切な技術です。
3パットを減らすためには、パター練習も欠かせません。特にロングパットの距離感と、1~2メートルのパットは、スコアをまとめるうえで重要です。
ただし、アプローチが寄らなければ長いパットが残ります。
さらに、アプローチでダフリやトップが出れば、パターを打つ前に余計な打数を使ってしまいます。
私の中では、パターはグリーン上で余計な1打を減らす練習。アプローチは、グリーン周りで2打、3打とかかる可能性を減らす練習です。
もちろん、これは一つの考え方にすぎません。
3パットが多い人なら、パター練習を優先した方が早くスコアに反映されることもあります。
それでも、どちらか一つだけ選ぶなら、私はアプローチを選びます。
全員がアプローチを最優先にすればいいわけではない
ここまで「一つだけ選ぶならアプローチ」と書いてきましたが、すべてのアマチュアゴルファーに当てはまるとは思っていません。
例えば、1ラウンドでOBを何発も打っている人が、アプローチだけを練習しても、大きくスコアを縮めるのは難しいでしょう。
反対に、ティーショットはある程度前へ運べているのに、グリーン周りからダフリやトップを繰り返しているなら、アプローチを優先した方が効果的です。
結局のところ、その人のレベルだけでなく、どこで打数を失っているかによって優先する練習は変わります。
そこで、100切り・90切り・80切りという目標別に考えてみます。
100切りを目指す人が優先したい練習
100切りを目指す段階では、ナイスショットを増やすこと以上に、大叩きの原因を減らすことが重要です。
優先したいのは、次のような練習です。
- OBを減らすティーショット
- チョロや大ダフリを減らし、一度で前へ進めるショット
- グリーン周りから一度で乗せるアプローチ
- 3パットを減らすための距離感
ドライバーでOBを何発も打っている人には、アプローチより先にティーショットの安定が必要です。
ただし、必ずしもドライバーだけを練習するという意味ではありません。
フェアウェイウッドやユーティリティなど、自分がコース内へ運びやすいクラブを見つけることも、100切りへ向けた立派な練習です。
ティーショットを遠くへ飛ばすことより、次のショットを打てる場所へボールを運ぶことを優先します。
一方、ティーショットがある程度安定しているのに、グリーン周りから2打、3打とかかっている人は、アプローチを優先した方がスコアを縮めやすいでしょう。
100切りを目指す段階では、アプローチをピンへ寄せる必要はありません。
まずは、ダフリやトップを減らし、一度でグリーンに乗せることが目標です。
90切りを目指す人が優先したい練習
90切りを目指す段階になると、トリプルボギーなどの大叩きを防ぐだけでなく、ダボをボギーに変える技術が必要になります。
優先したいのは、次のような練習です。
- 50ヤード以内のアプローチ
- OBやペナルティを出さないティーショット
- 3パットを減らすロングパットの距離感
- グリーンを狙うアイアンショット
パーオンできなくても、グリーン周りまでボールを運び、アプローチと2パットで上がればボギーです。
ボギーペースなら、18ホールで90になります。どこかでパーを一つ取れれば、80台が見えてきます。
反対に、グリーン周りからダフリやトップが出て3打、4打とかかると、簡単にダボ以上になってしまいます。
90切りを目指す人にとって、アプローチは寄せワンだけを狙う技術ではありません。
まずは、ダボをボギーに変えるための技術です。
30ヤード、50ヤードといった距離の打ち分けに加えて、PWや9番アイアンを使った転がしも覚えておくと、グリーン周りでの選択肢が増えます。
80切りを目指す人が優先したい練習
80切りを目指す段階では、ボギーを減らしてパーを増やす必要があります。
このレベルになると、アプローチだけでなく、パーオン率を高めるアイアンショットの精度も欠かせません。
優先したいのは、次のような練習です。
- パーオン率を高めるアイアンショット
- 寄せワンを増やすアプローチ
- 1~2メートルを決めるパッティング
- OBを打たないティーショット
80切りを目指すのであれば、グリーン周りから一度で乗せるだけでは足りません。
パーを取るためには、アプローチをできるだけ1パット圏内へ寄せる必要があります。
同時に、アプローチの回数そのものを減らすため、アイアンショットの精度も高めなければなりません。
私自身、最近のラウンドでは寄せワンをもう少し増やしたいと感じています。しかし、それと同じくらい大きな課題になっているのが、アイアンショットの精度です。
グリーンを狙うショットの精度が上がればパーオンが増えます。
仮にグリーンを外したとしても、アプローチしやすい場所へ外せれば、寄せワンの可能性も高くなります。
80切りを目指す段階では、ショットとアプローチを別々に考えるのではなく、次の一打を打ちやすい場所へ運ぶことまで考える必要がありそうです。
スコア別に優先したい練習を整理する
ここまでの内容を、簡単な表にまとめてみます。
| 目標 | 最優先の課題 | 次に取り組みたい課題 |
|---|---|---|
| 100切り | OBと大きなミスを減らす | 一度で乗せるアプローチ |
| 90切り | 50ヤード以内のアプローチ | 3パットとペナルティを減らす |
| 80切り | アイアンの精度とパーオン率 | 寄せワンと短いパット |
| 70台の安定 | 自分の苦手分野を特定する | 判断ミスを減らすコースマネジメント |
これは、あくまで一般的な目安です。
同じ90切りを目指す人でも、OBが多い人と、グリーン周りで打数を使っている人では、優先する練習が違います。
目標スコアだけで練習内容を決めるのではなく、自分がどこで打数を失っているかも確認する必要があります。
自分が練習すべきものはスコアカードに書いてある
自分にとっての最優先課題を知るためには、ラウンド後に次のような項目を記録しておくと分かりやすくなります。
- OB・ペナルティ数
- ダフリ、トップ、チョロなどの大きなミス
- 50ヤード以内からグリーンに乗るまでの打数
- 寄せワン数
- パット数(3パットの数などを把握)
- パーオン率
- ダボ以上になった原因
そのうえで、課題と次の練習を結びつけます。
- OBが多かったなら、ティーショット
- アプローチで往復したなら、ショートゲーム
- 3パットが多かったなら、パッティング
- グリーンを狙える位置から乗らなかったなら、アイアンショット
大切なのは、「次は何を練習したいか」だけで決めないことです。
ラウンドでどこに余計な打数を使ったのかを確認し、それを次の練習内容に反映させます。
私が今年70台で回れた3ラウンドには、OBやワンペナがなかったという共通点があります。
この結果を見ると、現在の自分にとっては、ティーショットの飛距離を伸ばすことより、ペナルティを出さずにプレーすることの方がスコアにつながっていると考えられます。
一方で、最近のラウンドでは、アプローチが寄らずにパーを逃す場面もありました。
だからこそ、今の自分が練習するなら、寄せワンを増やすためのアプローチと、パーオン率を高めるためのアイアンショットが中心になります。
自分が練習すべきことは、ラウンドの結果を振り返れば、ある程度見えてくるものです。
1時間しか練習できない場合の配分
仕事の合間や平日の夜など、練習時間が1時間しか取れない日もあります。
その場合の時間配分を、目標スコア別に考えてみます。
100切りを目指す人
- ティーショット:20分
- アイアン・ユーティリティ:15分
- アプローチ:15分
- パター:10分
90切りを目指す人
- ショット:20分
- アプローチ:25分
- パター:15分
80切りを目指す人
- アイアン:25分
- アプローチ:20分
- パター:15分
もちろん、この配分も絶対的なものではありません。
OBが多かった人はティーショットを増やし、3パットが多かった人はパターの時間を増やすなど、自分の失点原因に合わせて調整します。
また、一般的な打ちっぱなしでは、実際の芝からアプローチを打ったり、パターを練習したりできないことがあります。
自宅でのパター練習、アプローチ練習場、ショートコースなども組み合わせた方が、実戦に近い練習ができます。
まとめ|一番練習すべきなのは、自分が一番打数を失っている部分
すべてのゴルファーに共通する、たった一つの答えはありません。
それでも一つだけ選ぶなら、私はアプローチを選びます。
ただし、OBを連発している人にとっては、ティーショットの安定が先です。
100切り、90切り、80切りでは、スコアを縮めるために必要な技術も変わります。
さらに、同じスコア帯の人でも、打数を失っている原因は違います。
自分が何を練習すべきかは、感覚だけでなく、ラウンド後の振り返りが教えてくれます。
練習場で一番打ちたいクラブと、スコアを縮めるために一番練習すべきクラブは、必ずしも同じではありません。
直近のラウンドで、OB、アプローチ、3パットのどこに余計な打数を使ったのか。
まずはそこを振り返ることが、自分にとって最も効果的な練習を見つける近道になるのではないでしょうか。
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