のぶたです。
ゴルフは、練習した翌日に突然上手くなるスポーツではありません。それは、この歳までゴルフを続けてきて、痛いほど分かっています。
それでも、昨日まで85前後でウロウロしていた人が、ある日突然70台を出すことがあります。私自身も、そういう日を何度も経験してきました。
好スコアが出ると、なんだか一気に上手くなった気がします。スイングが大きく変わったわけでもないのに、急に「自分はできる」と思えてしまう。
しかし、次のラウンドでは、あっさり元のスコアに戻ることも珍しくありません。
一度の好スコアと、本当の実力は同じなのでしょうか。
私も70台が出れば、当然うれしいです。ベストスコアを更新できた日は、帰りの車の中でもニヤニヤしています。
しかし、それ以上に私が大切にしている数字があります。
それが、年間アベレージです。
ゴルフの実力は少しずつしか伸びない
スイング、アプローチ、パッティング、距離感。どれも一日で身につくものではありません。
練習場でうまく打てたショットが、次のラウンドですぐにコースで再現できるとは限りません。むしろ、練習の成果がスコアに表れるまでには、思っている以上に時間がかかります。
しばらく練習を続けても、スコアがまったく変わらない。そんな停滞期も普通にあります。私にも何度もありました。
ゴルフの上達は一直線ではなく、停滞を挟みながら、階段状に進んでいくものだと感じています。
スコアが変わらない時期があっても、それは何も成長していないという意味ではありません。目に見える結果が出る前の、土台を作っている時期なのだと、今は思うようにしています。
それでも突然スコアが良くなる日はある
技術そのものが突然変わらなくても、いくつかの要素が同じ日に重なると、スコアは大きく縮まります。
- OBやペナルティがない
- 3パットが少ない
- ダブルボギー以上を打たない
- アプローチが安定する
- 短いパットがいくつか入る
- 無理な攻め方をしない
- ミスの後に連続ミスをしない
これらが重なった日は、スーパーショットを連発したからではなく、普段こぼしている1打を少しずつ防げた結果として、突然良いスコアが出るのだと思います。
たとえば、普段85前後で回っている人が、OBやペナルティによる損失を2打減らし、3パットを2回減らし、ダブルボギーを2つボギーに抑え、さらに寄せワンが1回増えたとします。
それだけで、計算上は7打縮まります。85が78になる計算です。
派手なファインプレーがなくても、これだけスコアが変わる。
それが、突然の好スコアの正体だと私は考えています。
ただし、さまざまな要素がその日にうまく噛み合っただけなら、それはまだ「良いラウンドができた」という段階です。
実力そのものが変わったと決めつけるには、まだ早いのです。
良いスコアの日も、ミスショットは打っている
70台が出たからといって、すべてのショットが良かったわけではありません。
ドライバーを曲げることもありますし、パーオンできないホールもあります。短いパットを外すことだってあります。
それは、私の70台のラウンドでも同じです。
良い日とそうでない日の違いは、ミスをしなかったことではなく、ミスが大きな傷にならなかったことだと思います。
フェアウェイを外しても、無理をしない。
パーオンできなくても、ボギーオンは確保する。
ピンだけを狙わず、グリーン中央も選択肢に入れる。
ボギーを打った後に、ダブルボギーを重ねない。
スコアを作るのは、ナイスショットの数だけではありません。むしろ、ミスをどこで止めたかのほうが、スコアには大きく影響しているように感じます。
ベストスコアは可能性、アベレージは実力
ここが、今日いちばん伝えたいことです。
ベストスコアは、さまざまな要素がうまく噛み合った一日の結果です。
だからこそ、そのスコアは「自分にはここまでできる力がある」ということを教えてくれます。
ベストスコアは、その人が持っている可能性を示す数字です。
一方のアベレージは、良い日も悪い日も含めた、現在の実力を表します。
70台を一度出すことと、平均80台前半で回ることは、まったく別の話です。
本当に上手くなったかどうかは、良い日のスコアだけでなく、悪い日のスコアにも表れると私は思っています。
ベストスコアは可能性、アベレージは実力。
この言葉を、私は自分のゴルフを振り返るときの基準にしています。
もちろん、ベストスコアを否定するつもりはまったくありません。
ベストスコアには、夢や達成感、そして次への自信を与えてくれる価値があります。だからこそ私も、ベストスコアが出た日は素直に喜びます。
ただ、それだけで満足せず、その先にあるアベレージにも目を向けたいのです。
私が年間アベレージを大切にしている理由
ベストスコアの更新は、もちろんうれしいです。しかし、それだけで自分が上手くなったとは考えていません。
私が本当に知りたいのは、年間を通してどれくらい上手くなったのか、ということです。
得意なコースや、たまたま調子が良かった日だけで、自分の実力を判断したくありません。
難しいコース、悪天候、競技、そして調子の悪い日。そのすべてを含めたものが、今の自分の実力だと考えています。
年間アベレージを1打縮めることは、簡単ではありません。
だからこそ、すべてのラウンドで、目の前の1打を大切にしたいと思っています。
アベレージを縮めるのは、目立たない1打
私は年間50ラウンド前後プレーしています。
仮に年間50ラウンドとすれば、平均スコアを1打縮めるためには、年間合計で50打を減らさなければなりません。
とはいえ、毎ラウンド均等に1打ずつ減らせるわけではありません。
実際にアベレージを変えていくのは、次のような目立たない1打の積み重ねです。
- トリプルボギーをダブルボギーで止める
- 3パットしそうな場面を2パットで収める
- 林の中から無理にグリーンを狙わず、フェアウェイへ戻す
- パーパットを外した後の、返しのボギーパットを丁寧に打つ
- 70台が難しくなっても、集中を切らさない
- 90を打ちそうな日に、88で踏みとどまる
- 最終ホールまで投げずにプレーする
77を76にすることも、もちろん大切です。
しかし、92を88に抑えることのほうが、年間アベレージには大きな影響を与える場合があります。
ベストスコアを1打更新することだけでなく、崩れそうな日に4打踏みとどまることにも、大きな価値があるのです。
アベレージは、調子の悪い日に作られる
調子の良い日は、多少のミスがあっても、比較的スコアをまとめやすくなります。
本当に実力の差が表れるのは、思いどおりに打てない日だと思います。
ドライバーが曲がる日に、どう対応するか。
アイアンが当たらない日に、どこを狙うか。
パットが入らない日に、どうやって3パットを防ぐか。
目標にしていたスコアが難しくなっても、集中を切らさずにいられるか。
アベレージを作っているのは、うまくいったラウンドだけではありません。
崩れそうになったラウンドを、どこで止められたか。
そこにこそ、今の実力が表れるのだと思います。
突然出た良いスコアを、アベレージ改善につなげる
良いスコアが出た日ほど、しっかり振り返る必要があると感じています。
- 大きなミスは何回だったか
- ダブルボギー以上をどう防いだか
- 3パットはいくつだったか
- 無理をしなかった場面はどこだったか
- 調子が悪くなったとき、どう立て直したか
- 普段と違うクラブ選択や狙い方はあったか
私もラウンド後には、スコアやパット数、フェアウェイキープ、パーオン、大きなミスなどを振り返るようにしています。
スーパーショットそのものは、なかなか再現できません。
しかし、その日の判断やコースマネジメントは、次のラウンドでも再現できます。
突然の好スコアを、その日限りのものにしないためにも、うまく打てたショットだけではなく、スコアを守れた判断に目を向けることが大切だと思います。
まとめ|突然の好スコアを楽しみにしながら、年間の1打を大切にする
ゴルフが突然上手くなることはありません。
それでも、これまで積み重ねてきたものが一日に噛み合い、突然良いスコアが出る日はあります。
好スコアは、自分の可能性を教えてくれます。
しかし、本当に上手くなったかどうかは、年間アベレージに表れます。
アベレージを縮めるのは、スーパーショットではありません。
トリプルボギーをダブルボギーで止める。3パットを2パットで収める。崩れそうなラウンドでも、最後まで集中を切らさない。
そんな目立たない1打の積み重ねが、年間アベレージを少しずつ変えていきます。
良い日だけでなく、悪い日にどこまで踏みとどまれるか。
そこが、実力を分けるところだと私は思っています。
突然訪れる好スコアを楽しみにしながら、今日も目の前の1打を大切にしていきたいと思います。
あなたの今年のアベレージは、昨年と比べてどうでしょうか。
ベストスコアだけではなく、調子が悪かった日にどこまで踏みとどまれたのか。一度振り返ってみると、自分の本当の成長が見えてくるかもしれません。
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