のぶたです。
ラウンド中、パーを取ると「よし、流れが来た!」と思うことがあります。
逆にダボを叩くと、「今日はもうダメかもしれない……」と気持ちが沈む。
多くのアマチュアゴルファーが感じたことのある感覚だと思います。
でも、これって本当にデータにも表れているのでしょうか?
パーを取った次のホールは、実際にスコアが良くなっているのか。
ゴルフでよく言われる「流れ」は、本当にあるのか。
今回は2026年の33ラウンド・594ホールのデータを使って、この疑問を調べてみました。
パーの次のホールを集計してみた
まずは今回のテーマである「パーの次」です。
2026年の33ラウンド・594ホールから、各ラウンドの1番ホールなど前のホールと比較できないケースを除き、前ホールの結果と次ホールを比較しました。
その中で、次のホールまで追跡できる「パー」は232回ありました。
この232回の次ホールの結果が、以下の通りです。
| 次ホールの結果 | 回数 | 割合 |
|---|---|---|
| バーディー以下 | 12回 | 5.2% |
| パー | 101回 | 43.5% |
| ボギー | 76回 | 32.8% |
| ダボ | 28回 | 12.1% |
| トリ以上 | 15回 | 6.5% |
パー以上(バーディー以下+パー)の割合は48.7%。
次ホールの平均スコアはPar+0.746でした。
比較のために、前ホールと比較できる561ホール全体の数字も見てみます。
全体のパー以上率は45.1%、平均スコアは約Par+0.784。
つまり、
- 全体のパー以上率:45.1%
- パーの次のパー以上率:48.7%
パーの次のほうが3.6ポイント高いという結果になりました。
平均スコアも、
- 全体:約Par+0.784
- パーの次:Par+0.746
と、わずかながらパーの次のほうが良くなっています。
おお、これは「流れ」があるのでは……?
と思ったのですが、正直なところ、「パーを取れば次のホールも明らかに良くなる」と言えるほど大きな差ではありません。
パーの次は少しスコアが良い傾向にある。
まずは、このくらいに考えるのがよさそうです。
前のホールが何だったかで比較してみる
そこで今度は、「前のホールでどんなスコアだったか」によって、次ホールの成績が変わるのかを比較してみました。
| 前ホールの結果 | 次ホールのパー以上率 | 次ホールの平均スコア |
|---|---|---|
| バーディー以下(※参考値) | 35.0% | Par+0.850 |
| パー | 48.7% | Par+0.746 |
| ボギー | 45.1% | Par+0.746 |
| ダボ以上 | 38.5% | Par+0.948 |
※バーディー以下の次は対象が約20回と少ないため、参考値として見ています。
この表を見て、一番驚いたのがここです。
パーの次とボギーの次で、平均スコアがまったく同じPar+0.746だったんです。
パー以上率を見ると、
- パーの次:48.7%
- ボギーの次:45.1%
と多少の違いはあります。
でも、こちらも劇的な差とは言えません。
ラウンド中は、
「パーを取った。よし、流れが来た!」
「ボギーを叩いた。ちょっと流れが悪くなってきたな……」
などと考えてしまいます。
ところが次の1ホールという単位で見ると、少なくとも私の場合は、思っているほど大きな差は出ていませんでした。
ダボ以上を叩いた次はどうなる?
さらに気になったのが、ダボ以上を叩いた次のホールです。
これは調べる前、「大叩きすると、それを引きずって次のホールまで崩れるのでは?」と予想していました。
ところが、実際の数字を見てみると、
- パー以上:38.5%
- ボギー:41.7%
となっています。
つまり、ダボ以上を叩いた次でも、80.2%はボギー以内に収まっています。
逆に、ダボ以上を叩いた次のホールでもう一度ダボ以上になっている割合は19.8%。
平均スコアはPar+0.948ですから、平均するとほぼボギーです。
正直、これは意外でした。
大叩きの次はもっと崩れているだろうと思っていたのですが、数字を見る限り、むしろ、「大叩きをしても、次のホールではかなりの割合で立て直している」とも読めます。
もちろん、ダボ以上の次の平均スコアは、パーやボギーの次より悪くなっています。
そのため、「大叩きしてもまったく影響がない」とまでは言えません。
それでも、自分で思っていたほど次のホールまで引きずってはいなかった、というのが今回の発見でした。
バーディー以下の次は意外な結果に
一方、少し気になったのが、バーディー以下を取った次のホールです。
パー以上率35.0%、平均Par+0.850。
数字だけを見ると、パーの次やボギーの次よりも悪くなっています。
「バーディーを取ると気が緩むのでは?」
なんて考えたくなるところですが、今回は対象が約20回しかありません。
さすがにこれだけで、「バーディーを取ると次のホールでスコアが悪くなる!」とは言えません。
ここはあくまで、「今回のデータではこんな数字になった」という参考程度に見ておこうと思います。
思っているほど「流れ」は次のホールに影響していない?
ここまでの結果をまとめると、
- パーの次は全体より少し良い(48.7%対45.1%)
- パーの次とボギーの次は、平均スコアが同じPar+0.746
- ダボ以上の次でも80.2%はボギー以内に収まっている
という結果になりました。
もちろん、これだけで「ゴルフに流れなんてない」と言い切るつもりはありません。
実際、パーの次は全体より少し良い数字になっています。
ただ、少なくとも今回の私のデータを見る限り、自分がラウンド中に感じているほど、前のホールの結果が次の1ホールを大きく左右しているわけではなさそうです。
これが今回、一番面白かったところです。
前のホールは前のホール。次は次。
最近、自分の中で「淡々とプレーすること」が大事なんじゃないかと感じるようになってきました。
パーを取ったあとに、「よし、この流れで次も獲りにいくぞ」と力んだり、ボギーやダボを叩いたあとに、「さっきの分を取り返す」と考えたりする。
そうすると私の場合、なぜかボールに当てにいくような動きが出て、普段のスイングができなくなる感覚があります。
そもそも、スコアを作っているのはスーパーショットではありません。
パーを取ったからといって、次のホールでもパーを取ろうと力む必要はない。
ダボを叩いたからといって、次のホールで無理に取り返す必要もない。
今回のデータを見ていて、そんなことをあらためて感じました。
もちろん、この数字が「淡々とプレーすればスコアが良くなる」と科学的に証明しているわけではありません。
あくまで、自分の33ラウンドを振り返って感じたことです。
それでも、「前のホールは前のホール。次は次。」くらいの距離感でプレーするほうが、私には合っているのかもしれません。
パーを取っても浮かれすぎない。
ダボを叩いても取り返そうとしない。
次のティーグラウンドに立ったら、また普通に1打目を打つ。
ゴルフでよく言う「流れ」を気にするより、そんなふうに淡々と18ホールを積み重ねていくほうが、結果的にはスコアにつながるのかもしれません。
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