のぶたです。
ラウンド中、パーを取って「今日は調子がいいぞ」と思った次のホールで、いきなりダブルボギーやトリプルボギーを打つことがあります。
かと思えば、大叩きをした直後に「取り返さなければ」と力んで、次のホールでも崩れてしまうこともあります。
そこで今回、2026年に回った29ラウンドのホール別スコアを見返して、こんな疑問を調べてみました。
ダブルボギー以上を打ったホールの前は、どんなスコアだったのか?
バーディー、パー、ボギー、それとも大叩き。みなさんは、どれが一番多いと思いますか。
先に結論を言ってしまうと、最も多かったのは、意外にもパーの直後でした。
ただし、この結果をそのまま「パーの後は危ない」と受け取るのは早計です。その理由も含めて、順番に見ていきます。
1.2026年29ラウンドのホール別スコアを集計
今回の集計条件は、次のとおりです。
- 対象は2026年の29ラウンド、全522ホール
- ダブルボギー以上を「大叩き」と定義
- 522ホール中、大叩きは88ホール
- 前のホールとの流れを見るため、1番と10番は除外
- 比較できるのは16ホール×29ラウンド=464ホール
- 464ホールのうち、分析対象となった大叩きは80回
1番ホールには前のホールがありません。また、10番ホールは昼休憩を挟むため、直前の流れとしては扱わないことにしました。
以下、この80回を軸に見ていきます。
2.大叩きの前はパーが34回で最多だった
大叩き直前のスコアをまとめた結果が、こちらです。
| 前ホールのスコア | 大叩きにつながった回数 | 80回中の割合 |
|---|---|---|
| バーディー以下 | 2回 | 2.5% |
| パー | 34回 | 42.5% |
| ボギー | 27回 | 33.8% |
| ダブルボギー以上 | 17回 | 21.3% |
| 合計 | 80回 | 100% |
パーの直後が34回で最多でした。
さらに、パーとボギーを合わせると61回、全体の76.3%にもなります。
つまり、大叩きの4回に3回以上は、前のホールで大きく崩れていない状態から起きていたということです。
大叩きは、悪い流れの終着点というより、普通にプレーできていた流れの中から突然始まることの方が多かったのです。
3.パーの後に油断したとは限らない
パーの後が最多という結果を見ると、いろいろ想像したくなります。
・パーを取って安心した。
・集中が緩んだ。
・次もパーを取りたくて欲が出た。
そんな可能性は確かにあります。
ただ、私のデータには、当時の心理状態やクラブ選択までは記録されていません。件数が多いことと、危険性が高いことは同じではありません。
実際、パー後を比較できた196回のうち、大叩きになったのは34回。発生率は17.3%でした。
これは全体平均の17.2%とほとんど変わりません。
つまり、こういうことです。
パーの後に大叩きした件数は多い。しかし、パーの後が特別に危険だったわけではない。
パー後の大叩きが多かったのは、パーそのものの母数が多かった影響もあります。
件数だけを見て結論を出してはいけない。今回の数字を見て、そんな当たり前のことを改めて思い知らされました。
4.「バーディーの次は危ない」は今回どうだった?
アマチュアゴルファーの間では、「バーディーの次のホールは危ない」とよく言われます。
今回のデータでは、バーディー以下の後に大叩きしたのは15回中2回、13.3%でした。全体平均の17.2%を上回ってはいません。
ただし、対象は15回しかありません。この結果だけで「バーディーの次は危ない」という話を否定するつもりもありません。
少なくとも今回の29ラウンドでは、バーディー後に大叩きが増える結果にはならなかった、という程度にとどめておきます。
5.本当に危険だったのは大叩きの直後
ここからが本題です。
前ホールのスコア別に、次のホールで大叩きした割合を計算しました。
| 前ホールのスコア | 比較できる回数 | 次が大叩き | 発生率 |
|---|---|---|---|
| バーディー以下 | 15回 | 2回 | 13.3% |
| パー | 196回 | 34回 | 17.3% |
| ボギー | 177回 | 27回 | 15.3% |
| ダブルボギー以上 | 76回 | 17回 | 22.4% |
| 全体 | 464回 | 80回 | 17.2% |
発生率が最も高かったのは、大叩きの直後となる22.4%でした。
全体平均より5.2ポイント高く、約1.3倍です。
大叩きをした後は、約4.5回に1回の割合で、次のホールもダブルボギー以上になっていたことになります。
その理由はいくつも考えられます。
失った打数を急いで取り返そうとする。前のミスを引きずる。ラウンド中に急にスイングを修正し始める。あるいは、単純にその日のショット自体が不調だった可能性もあります。難しいホールが続いていたケースもあるでしょう。
メンタルだけが原因とは言い切れません。
ただ、今回の私のデータでは、大叩きの後が最も警戒したいタイミングだったことは数字に表れていました。
6.約3ラウンドに1回、連続大叩きが起きていた
続いて、大叩きがどれくらい連続していたかも調べてみました。
- 2ホール連続:13回
- 3ホール連続:2回
- 連続大叩きのまとまり:合計15回
- 連続大叩きが発生したラウンド:10ラウンド
- 29ラウンド中の割合:34.5%
- 連続する形に含まれた大叩き:32ホール
- 大叩き全88ホールに占める割合:36.4%
29ラウンド中10ラウンドなので、約3ラウンドに1回は、どこかでダブルボギー以上が連続していたことになります。
また、大叩き全体の3分の1以上が、単独ではなく連続する形の中で発生していました。
一つの大叩きだけでもスコアへの影響は小さくありません。それが二つ、三つと続けば、その日のスコアを大きく崩す原因になります。
大叩きを一度も打たないことは理想です。しかし、年間を通して考えれば、大叩きが出た後に連鎖させないことも、平均スコアを守るためには重要なのだと思います。
7.それでも大叩き後の77.6%はボギー以内だった
ここまで少し不安になる数字が続きましたが、悪い話ばかりではありません。
大叩き後の次のホールを調べると、次のようになっていました。
| 大叩き後の次ホール | 回数 | 割合 |
|---|---|---|
| バーディー以下 | 2回 | 2.6% |
| パー | 22回 | 28.9% |
| ボギー | 35回 | 46.1% |
| ダブルボギー以上 | 17回 | 22.4% |
| 合計 | 76回 | 100% |
大叩き後の76回中59回、77.6%は、次のホールをボギー以内で止めていました。
さらに、パー以内まで戻せたケースも24回、31.6%あります。
大叩きの後は確かに危険です。しかし、必ず連鎖するわけではありません。約8割は、次のホールをボギー以内で止められていたのです。
大叩きを完全になくすことだけでなく、その後の連鎖を止めることにも、十分な価値があると思います。
8.大叩きの後は「次のホールでボギーを取る」
ここからは、私自身の話です。
私は大叩きをした後、自分にこう言い聞かせています。
「次のホールはボギーを取る」
パーやバーディーで取り返そうとはしません。まずは次のホールをボギーで終えて、悪い流れをそこで止めることを優先します。
これは「ボギーでいい」という消極的な妥協ではありません。
「ボギーを一つ取りにいく」という、具体的で積極的な目標のつもりです。
ボギーを取ると決めておくと、ティーショットで無理に飛ばそうとしません。セカンドショットでも、成功確率の低いルートを選ばなくなります。
パーオンできなくても焦らず、3オン2パットを一つの形として受け入れられます。何より、前のホールで失った打数を、一気に取り返そうとしなくなります。
9.平均86前後を支えているのは、連鎖を止めているからかもしれない
私は2026年、ダブルボギー以上を88回打っています。
決して、大叩きのないきれいなゴルフをしているわけではありません。それでも、年間平均スコアは86前後に収まっています。
その理由の一つが、大叩き後76回のうち59回を、次のホールでボギー以内に止めていることなのかもしれません。
大叩きを打たないから平均86なのではなく、大叩きを打った後、さらに傷口を広げないことで平均86を守っている。
今回の数字を見て、そんな自分のゴルフが少し見えた気がしました。
「次のホールはボギーを取る」と普段から自分に言い聞かせていることが、実際のホール別データにも表れているのかもしれません。
10.まとめ|大叩きは一つで終わらせる
今回の分析で分かったことを振り返ります。
- 大叩き直前は、パーが34回、42.5%で最多
- パーとボギーの直後を合わせると76.3%
- パー後の大叩き発生率は全体平均とほぼ同じ
- 最も大叩き発生率が高かったのは、大叩き後の22.4%
- 約3ラウンドに1回、連続大叩きが発生
- それでも、大叩き後の77.6%は次のホールをボギー以内で止めていた
大叩きは完全には避けられません。しかし、二つ目の大叩きを防ぐことはできます。
大叩きの後に必要なのは、失った打数を一気に取り返すことではありません。次のホールでボギーを一つ取って、悪い流れをそこで止めることです。
大叩き後の次ホールは、取り返すホールではない。連鎖を止めるホールです。
みなさんは、大叩きの後の次のホールで、どんなことを自分に言い聞かせていますか。
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