のぶたです。
ゴルフはターゲットスポーツだと、頭では分かっています。
アイアンを持てばグリーンやピンを狙い、アプローチなら落とし場所を考え、パターならカップに向かって転がす。狙ったところへボールを運ぶ。それがゴルフのはずです。
でも、ドライバーを手にした瞬間だけ、なぜか話が変わります。
狙いより先に「飛ばしたい」という気持ちが顔を出す。ティーグラウンドに立つと、フェアウェイのどこへ運ぶかよりも、少しでも遠くへ飛ばしたいという意識のほうが強くなっている自分がいます。
そのことに改めて気づかされた出来事があったので、今回はそのラウンドの話から書いてみます。
季美の森ゴルフ倶楽部の8番でドライバーを握った
先日プロと一緒に季美の森ゴルフ倶楽部をラウンドしたときのことです。
8番のショートホールに来ました。実測で216ヤード。しかも、アゲインストの風が吹いています。
「これは普通に打っていたら届かない。ドライバーで狙うしかないな」
そう判断して、バッグからドライバーを抜きました。ショートホールでドライバーを握るのは、自分の中では珍しいことです。
このとき頭にあったのは、できるだけ遠くへ飛ばそうという気持ちではありませんでした。216ヤード先にあるグリーンへ、ボールを運ぶという意識です。
だからといって、スイングを緩めたわけでも、当てにいったわけでもありません。いつも通り、しっかり振り切りました。
結果は、見事にワンオン。
自分でも驚くくらい素直な球が、アゲインストの風の中をグリーンまで運んでくれました。
……ただし、そのあとに3パットしてボギーです。
ワンオンした余韻に浸る間もなく、パターで台無しにする。このあたりは、いかにも自分らしいオチだと思います。
同じドライバーなのに普段とは何かが違った
ホールを終えてから、ふと引っかかるものがありました。
使ったクラブは、いつものティーショットと同じドライバーです。振り方や力の入れ方も、特別なことをしたわけではありません。それなのに、頭の中の目的だけが普段とは違っていた気がするのです。
このホールでは、グリーンという明確なターゲットがありました。
216ヤード先の、あの場所へ運ぶ。それだけが目的でした。ドライバーが「飛ばすためのクラブ」ではなく、「216ヤード先を狙うためのクラブ」に変わっていたような感覚です。
普段のティーショットでも、こんなふうにはっきりと目的を意識できているだろうか。
そう考えると、少し自信がなくなりました。
普段も狙っているつもりなのになぜ違うのか
もちろん、普段のティーショットでも「あそこを狙おう」とは考えています。
フェアウェイのどのあたりへ運びたいか。右サイドと左サイドのどちらが広いか。そうしたことは、頭に入れているつもりです。
でも、実際にアドレスへ入ってスイングを始める段階になると、頭のどこかに別の気持ちが残っているような気がします。
少しでも飛ばしたい。芯でとらえて気持ちよく振り抜きたい。一緒に回っている人より前へ飛ばしたい。
こうした気持ち自体が悪いわけではないと思います。
ただ、ショートホールのようにターゲットが一つしかない状況では消えていた「飛ばしたい」という気持ちが、普段の広いフェアウェイを前にすると、狙いよりも優先されてしまっているのではないか。
そんな気がしてなりません。
ある程度ショットができるようになってきたアマチュアほど、こうなりやすいのかもしれません。当たるようになった分だけ、もっと飛ばしたいという欲が出てくる。自分も、まさにその段階なのだと思います。
「振り切る」と「飛ばしにいく」は同じではない
ここが今回、一番書いておきたいところです。
誤解してほしくないのは、これはスイングを緩めよう、当てにいこう、ドライバーを置きにいこうという話ではないことです。
むしろ逆で、季美の森の8番でも、しっかり最後まで振り切っています。緩めた覚えはまったくありません。
大事なのは、振り切ることと飛ばしにいくことは、似ているようで別物だということです。
狙った場所へ運ぶためにしっかり振り切るのか。少しでも遠くへ飛ばすために振り切るのか。
同じ大きさのスイングでも、頭の中にある第一の目的はまるで違います。
変えるべきなのは、スイングの強さや大きさではなく、スイングに入る前の目的なのかもしれません。
狙った場所を先に決め、そこへ運ぶために振り切る。その順番を間違えないことが大事なのだと、季美の森の8番ホールが教えてくれた気がします。
次のラウンドで試してみたいこと
今回感じたことを、次のラウンドで試してみようと思っています。
まず、ティーショットでも漠然と「あそこを狙う」のではなく、もう少し具体的な着地点を決めてから構えること。
次に、次のショットを打ちやすい場所はどこかを考え、そこから逆算してターゲットを決めること。
そして、季美の森の8番でドライバーを振ったときの、あの感覚を思い出すことです。
飛距離を完全に諦めるつもりはありません。ただ、優先順位だけは、飛距離よりも着地点を上にしていきたいと思っています。
まとめ
ドライバーも、結局はターゲットへボールを運ぶためのクラブなのだと思います。
アイアンやアプローチ、パターと、やっていることは変わらないはずです。
それでもドライバーを持つと、いつの間にか狙うことよりも、飛ばすことが目的になってしまう。少なくとも、自分にはそういう部分があります。
ドライバーを持った瞬間、狙いよりも飛距離のことを考えていないでしょうか。
自分自身、次のティーショットで確かめてみようと思います。
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