のぶたです。
自己ベストは74。平均スコアは86。並べてみると、その差は12打もあります。
12打というと、かなりの差です。素直に考えれば、「ベストスコアの日は、普段とは違う奇跡的なショットが連発したのだろう」と思われるかもしれません。実際、私自身もそう思っていました。
しかし、当日のラウンドを振り返ってみると、そんなことはありませんでした。
あわやOBという場面もありましたし、5番ウッドのチョロもありました。ショートアイアンでグリーンを外すミスもありました。それでも、その日はダボ以上を一つも打たなかったのです。
今回は、2025年から2026年にかけての86ラウンド分のデータと、ベストスコアを出した日のラウンド内容を突き合わせながら、この12打の差がどこから生まれたのかを考えてみます。
平均86のスコア構成
まず、普段の私がどのようなスコア構成で86を打っているのか、86ラウンド分のデータを集計しました。
1ラウンドあたりの平均は、次のとおりです。
- バーディー:0.85個
- パー:6.88個
- ボギー:7.21個
- ダブルボギー:2.07個
- トリプルボギー以上:0.99個
- ダボ以上の合計:3.06個
念のため、極端に悪いスコアが全体の平均を押し上げていないかも確認しました。
86ラウンドの中から、スコアが84〜88だった33ラウンドだけを抜き出してみると、次のようになりました。
- 平均スコア:86.0
- バーディー:0.70個
- パー:6.79個
- ボギー:7.55個
- ダボ以上:2.97個
全86ラウンドの平均と、ほぼ同じ傾向です。
したがって、「平均86のゴルフでは、1ラウンドに約3ホールのダボ以上が出る」というのは、たまたまではなく、私のゴルフに見られる特徴と考えてよさそうです。
そのほかの平均データは、パット数32.34、パーオン数5.73回、パーオン率約31.9%、フェアウェイキープ率約54.6%でした。
平均86では約3ホールのダボ以上で7.6打を失っている
ここが今回、最も注目したいポイントです。
平均86のスコアを、パーからの増減で分解すると、次のようになります。
- バーディーによる取り戻し:約−0.85打
- ボギーによる損失:約+7.21打
- ダボ以上による損失:約+7.60打
合計すると約14オーバーです。Par72なら、約86になります。
ここで気づいたのが、ボギーとダボ以上の数は大きく違うのに、失っている打数はほぼ同じだということです。
平均では、約7個のボギーで7.21打を失っています。それに対して、ダボ以上は約3個しかないにもかかわらず、7.60打を失っています。
1ホールあたりの損失は、ボギーなら1打ですが、ダボ以上では平均約2.5打です。発生するホール数は少なくても、1回あたりの影響が大きいため、合計するとボギー以上に打数を増やしています。
パーオンに関するデータにも、同じ傾向が表れています。
平均5.73回のパーオンに成功したホールでは、
- パー以上:83.8%
- ボギー以内:99.4%
- 平均スコア:Par+0.03
となっており、ほぼパーで上がれています。
一方、パーオンを外したホールでは、
- パー以上:23.8%
- ボギー以内:75.3%
- 平均スコア:Par+1.13
でした。
平均では約12ホールでパーオンを外します。そのうち約9ホールはパーかボギーで耐えていますが、残り約3ホールがダボ以上になっています。
つまり、私の平均86というスコアは、単に「ボギーが多いから悪い」というより、パーオンを外した後に耐えられなかった約3ホールによって、スコアを押し上げられている部分が大きいようです。
ベスト74のスコア構成
次に、ベストスコア74を出した日のデータです。
2023年7月24日、南総ヒルズカントリークラブの中コースから西コースを回り、前半38、後半36の合計74でした。
ホールごとの結果は、次のとおりです。
- バーディー:2個
- パー:12個
- ボギー:4個
- ダボ以上:0個
パット数は29。パーオンは10回で、パーオン率は56%。フェアウェイキープ率は71%で、OBとペナルティーはともにゼロでした。
平均86と並べてみます。
| 項目 | 平均86 | ベスト74 |
|---|---|---|
| バーディー | 0.85個 | 2個 |
| パー | 6.88個 | 12個 |
| ボギー | 7.21個 | 4個 |
| ダボ以上 | 3.06個 | 0個 |
| パット数 | 32.34 | 29 |
| パーオン数 | 5.73回 | 10回 |
| FWキープ率 | 54.6% | 71% |
まず目を引くのは、ダボ以上が一つもなかったことです。
12打差を分解してみる
平均86とベスト74の差を、ホールごとのスコアから分解してみます。
| 内訳 | 改善した打数の目安 |
|---|---|
| バーディーが約1.15個増えた | 約1.15打 |
| ボギーが約3.21個減った | 約3.21打 |
| ダボ以上が約3.06個からゼロになった | 約7.60打 |
| 合計 | 約11.96打 |
ほぼ12打差を説明できる計算になりました。
もちろん、パーオン数、パット数、ボギー数、ダボ数は、それぞれ独立した要因ではありません。
パーオンが増えればボギーやダボは減りやすくなります。パットが入れば、ダボになりそうなホールをボギーで止められることもあります。
そのため、これらを別々の改善効果として単純に合算することはできません。今回の数字は、あくまで「12打差が、ホールごとの結果としてどこに表れていたのか」を見るためのものです。
そのうえで分かったのは、バーディーが増えたことによる改善は約1打で、12打差の中心ではなかったということです。
差の大部分は、ボギーが減ったこと、そして何より、平均では約3ホールあるダボ以上がゼロになったことから生まれていました。
ベスト74の日にもミスはあった
ここまでの数字だけを見ると、「ベスト74の日は、ミスそのものが少なかったのだろう」と思われるかもしれません。
しかし、実際のラウンドを振り返ると、ミスは普通にありました。
例えば中9番。5番ウッドをチョロして距離を大きくロスしたうえに、1.2mのパーパットも外しています。
一つのホールでミスが重なった、いわゆる「危ないホール」です。それでも、最終的にはボギーで止めています。
西6番も同じような展開でした。
ティーショットが右へ行き、セカンドは出すだけ。残り90ヤードからの3打目もグリーンをショートしました。ショットだけを見れば、決して良い内容ではありません。
それでも、最後は2.5mのパットを沈めて、ボギーで収めています。
ほかにも、中3番と西1番では、ティーショットがあわやOBという場面がありました。しかし、いずれもセーフで、ボギーとパーに収まっています。
中8番ではフェアウェイを突き抜け、厳しい左足下がりからのプレーになりましたが、ここもボギー止まり。西3番と西9番ではグリーンを外したり、アプローチで距離を残したりしながらも、最後のパットを沈めてパーを拾っています。
こうして振り返ると、74のラウンドは「ミスのないラウンド」ではありません。
ミスが出ても、大叩きになる前に止められたラウンドだったのです。
その時は以下の記事でラウンドの詳細をご覧頂けます。
パーオンを外した8ホールの半分でパーを拾った
74のラウンドでは、18ホール中10ホールでパーオンしています。残りの8ホールは、パーオンを外しました。
その8ホールの結果は、次のとおりです。
- パー:4ホール
- ボギー:4ホール
- ダボ以上:0ホール
パーオンを外したホールのパーセーブ率は50%でした。
平均データでは、パーオンを外したホールをパー以上で上がれた割合は23.8%です。74の日は、その約2倍の割合でパーを拾っていたことになります。
このパーセーブを支えていたのが、決して簡単ではない距離のパットでした。
3m、3m、1m、3mといった距離のパーパットを沈め、西2番では7mのバーディーパットも決めています。
29パットという合計数だけを見ると、「パットが良かった日」で終わってしまいます。しかし実際には、グリーンを外した後に、パーやボギーを守るための重要なパットが入っていました。
12打差は一打のつなぎ方にも表れていた
ベスト74の日は、パーオンが平均より約4回多く、ショットの内容が普段より良かったことは間違いありません。
ただし、ショットがすべて完璧だったわけではありません。
5番ウッドのチョロもありました。ティーショットを曲げて、次の一打を出すだけにしたホールもありました。残り90ヤードからグリーンを外した場面もあります。
それでも、ミスをした後に無理を重ねず、アプローチやパットでパーやボギーに収めていました。
良いスコアを出すためには、ショット力が必要です。パーオンが平均5.73回から10回へ増えたことからも、それは分かります。
一方で、ショットをミスした後に、次の一打をどうつなぐかもスコアに大きく関係しています。
ベスト74は、スーパーショットだけで作られたスコアではありませんでした。良いショットでパーオンを増やし、ミスしたホールでは次の一打とパットで耐える。その両方がかみ合ったラウンドだったのだと思います。
まとめ
平均86の私が74を再現しようとするなら、いきなりバーディーを量産することを目指すのは、あまり現実的ではありません。
バーディーが増えたことによる改善は約1打で、12打差の中心ではなかったからです。
まず減らしたいのは、平均で1ラウンドに約3ホール発生しているダボ以上です。
そのためには、パーオンを増やすショット力だけでなく、パーオンを外した後の判断、アプローチ、パットも重要になります。
74の日が特別な一日だったことは間違いありません。しかし、その内容を詳しく振り返ると、超人的なショットが連発したわけではありませんでした。
ミスはあっても、それを大叩きに発展させなかった。
ベストスコアを「運が良かった一日」として片づけず、その日にできていたことを振り返れば、平均スコアを縮めるためのヒントが見えてくるのかもしれません。
みなさんは、ベストスコアの日、普段と何が違いましたか?
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