のぶたです。
150ヤード残っていて、グリーンを外してしまったときは、正直そこまで気になりません。
「まあ、150ヤードだし仕方ないか」と、どこかで自分に言い訳ができるからです。
ところが不思議なもので、これが残り50ヤードになった途端、頭の中の期待値が急に跳ね上がります。
- ここからなら寄せられるはず
- 寄せワンでパーが拾える
- 最低でもグリーンには乗るだろう
こんなふうに、勝手にハードルを上げてしまうんですよね。
しかし、実際にラウンドしていると、その直後にトップが出てグリーン奥まで転がっていったり、ザックリしてほとんど距離が変わらなかったりすることがあります。
残り50ヤードは簡単どころか、「寄せなければ」という期待そのものが、地味にプレッシャーになっている気がします。
同じような経験に心当たりのある方も、多いのではないでしょうか。
私はワンピンくらいに乗れば成功と考えている
私自身、残り50ヤードから毎回ベタピンや寄せワンを取りにいこうとは考えていません。
優先順位にすると、こんな感じです。
- トップやザックリなどの大きな失敗をしない
- 確実にグリーンへ乗せる
- ワンピンくらいに運べれば十分成功
- そのパットが入れば寄せワン
ワンピン程度に乗せられれば、そのまま1パットで入る可能性もあります。入らなくても、2パットで大きく崩れなければ問題ありません。
私が大切にしているのは、最高の結果を無理に取りにいくことより、まず最悪の結果を消しておくというスコアの守り方です。
最も避けたいのは、ピンから離れることではない
残り50ヤードから打って、ピンから少し離れた場所に乗ったとしても、それは大きな失敗ではないと思っています。
グリーンにさえ乗っていれば、次はパターで打てるからです。
本当に避けたいのは、次のようなミスです。
- トップしてグリーンの奥まで行ってしまう
- ザックリして、同じような距離が残ってしまう
- バンカーや難しい場所に入れてしまう
- グリーンに乗らず、次もアプローチを打たなければならなくなる
ピンから少し離れることより、グリーンに乗らず、次も同じようなショットを打たなければならないことのほうが、スコアにはよほど響きます。
トップやザックリは、その1打だけで終わらない
私の感覚では、一度のトップやザックリは、単純に1打を失うだけでは終わりません。
ミスをしたあとに、
- また同じミスをするのではないかと不安になる
- インパクトでスイングが緩む
- とにかくボールに当てることだけを考えてしまう
- 次のホールのアプローチまで、なんとなく怖くなる
といったことが、私の場合はよく起こります。
すべての人に必ず起きることではないと思いますが、少なくとも私にとっては、ボギーで済むはずだったホールがダボ以上になるだけでなく、その後のアプローチにまで悪影響を残すことがある、というのが実感です。
だからこそ、残り50ヤードでは「どれだけ近くへ寄せるか」よりも、「大きなミスをしないこと」を先に考えています。
距離が短いほどスイングリズムを急ぎやすい
ここが、この記事で一番伝えたいところです。
残り50ヤードは、フルショットに比べて振り幅が小さくなります。
そのため、「振り幅を小さくすること」が、いつの間にか「スイングそのものを速くすること」にすり替わりやすいと感じています。
距離が短いから、短い時間でスイングを終わらせようとしてしまう。切り返しから急いで、クラブをボールへぶつけにいくような動きになってしまう。
私の場合は、そうした打ち急ぎが、トップやザックリにつながることがあります。
大切なのは、ここです。
距離を短くするために小さくするのは振り幅であって、スイングのリズムではありません。
振り幅は距離に合わせて小さくしても、スイングのテンポまで速くする必要はありません。
短い距離だからこそ、切り返しから急がず、いつものリズムで振ることを大切にしています。
打つ前にピンより落とし場所を見る
スイングに入る前には、次のことを確認するようにしています。
- ボールのライ
- グリーンまで運ぶ距離
- ボールを落としたい場所
- 落ちてからの転がり方
- 絶対に避けたい方向
ピンだけを見ていると、「とにかく近くへ寄せたい」という結果ばかりが頭を占めてしまいます。
一方、落とし場所を先に決めておくと、必要なキャリーと振り幅が具体的になります。
ベタピンを狙うことよりも、次のパットを打ちやすい場所へ確実に運ぶことを、私は優先しています。
残り50ヤードで考える3つのこと
実際のラウンド中、私が思い出すようにしているのは、次の3つです。
1.大きな失敗をしない
トップやザックリによって、次もアプローチを残さないことを優先します。
2.ワンピンくらいで成功と考える
毎回ベタピンを求めず、まずは確実にグリーンへ乗せます。ワンピン程度に運べれば、それで十分成功です。
3.振り幅は小さくてもリズムは急がない
距離が短くても、切り返しから打ち急がないようにします。
この3つは、それぞれ「判断」「目標」「スイングリズム」に対応しています。
ラウンド中に細かな技術をいくつも考えるのは難しいので、残り50ヤードでは、この3つだけを思い出せればよいと思っています。
寄せワンは無理に作りにいかない
以前の記事「パーオン率30%未満でも80台は出せる?27ラウンドで見えたボギーオン率の差」では、パーオン率が同じように低いラウンドでも、80台と90以上では、ボギーオン率、ダボ以上の回数、パット数に差があったことを書きました。
パーオンを逃したあと、ボギーオンを狙う一打として残り50ヤードを迎えたとき、確実にグリーンへ乗せることができれば、大きな失敗を一つ減らせます。
ワンピン程度に乗って、そのパットが入れば寄せワン。入らなくても、そこから2パットなら大きな傷にはなりません。
寄せワンを諦めているわけではありません。ただ、寄せワンを無理に作りにいかない。残り50ヤードでは、最高の結果より先に、最悪の結果を消すことを考えています。
次のラウンドで残り50ヤードに立ったとき、ベタピンを狙いすぎていないか。そして、振り幅だけでなくスイングのリズムまで速くなっていないか。
一度、振り返ってみてはいかがでしょうか。
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